季節の変わり目でもあり、梅雨のどよんとした低気圧や変わりやすい気温差もあいまって、「なんとなく元気がない…」という方も多いのでは？ そんなときこそ、今じわじわと見直されているお味噌のパワーを取り入れるべく、毎日の食事にお味噌汁をプラスしてみませんか？
今回は、京都の味噌汁ポタージュ専門店『MISO POTA KYOTO（みそポタ京都）』女将のとこみゆきさんに、元気になるお味噌汁の飲み方を教えていただきました！
滋養強壮の「しじみの味噌汁」は貧血にもうってつけ！
しじみの味噌汁は「二日酔いがやわらぐ」「母乳の出がよくなる」と言われ、江戸時代から朝の定番メニューとして親しまれていました。
しじみには、肝臓の働きを助ける「オルニチン」、疲労回復効果のある「タウリン」、骨粗鬆症予防効果のある「カルシウム」などの栄養素が含まれています。また、しじみに入ってる鉄分「ヘム鉄」は単独でも吸収率が高いスグレモノ。また、同じくしじみに入っている「亜鉛」が「ヘム鉄」と合わさることで、さらに鉄分が吸収されやすくなります。重ねて、しじみには造血に必要な「ビタミンB12」まで含まれていて、お味噌汁の具材のヒーローとも言えますね。
腸内環境を整えて免疫力を高める「きのこの味噌汁」
きのこといえば食物繊維！ その食物繊維が腸内環境を整え、腸内のリンパ球（免疫能）を増やし、免疫力を高めてくれます。免疫力が上がれば、多少のことではへこたれないようになるため、大病に繋がらないというわけです。
思いついた時の“きのこのまとめ食い”では免疫力の高めキープは難しいですから、毎日のお味噌汁に入れて日頃から免疫力が下がってしまわないよう気をつけたいですね。
むくんだときには、カリウムたっぷりの「じゃがいもの味噌汁」を
むくみに効果がある栄養素の一つが「カリウム」です。カリウムには、身体を活性化させて塩分の排出を促し、身体の水分量を適正に保つ働きがあります。
カリウムを含む食材はいろいろありますが、中でもオススメなのがジャガイモ。しかも、ジャガイモに含まれる栄養素はデンプンに包まれているので、切っても加熱しても壊れにくいという強みがあります。
水分量を調整してくれる「カリウム」も、初夏の陽射しによるシミ予防が期待できる「ビタミンC」も、疲労回復ビタミンと呼ばれ糖質代謝に関わる「ビタミンB1」も、壊さずまるっといただけるわけです。
塩味の強い食事を食べ過ぎてしまったり、お酒を飲んだ翌朝は、カリウムたっぷりジャガイモのお味噌汁で早めにむくみを解消しましょう。
デトックスには、肝臓の働きを助ける「海藻入り味噌汁」
カラダの中で解毒を担当してくれているのは、肝臓です。アルコールや薬、食品添加物なども分解してくれる重要な役割を担う肝臓。肝臓の働きを助けてくれる栄養は、良質のタンパク質やビタミン、ミネラルです。それらが一度に摂れるのが、「海藻入り味噌汁」。
味噌：タンパク質・ビタミン（B1・B2・B6・B12・E・ナイアシン・葉酸等）、無機質（ナトリウム・カルシウム・マグネシウム・鉄・亜鉛等）
海藻：カルシウム・カリウム・食物繊維・ビタミンC・β-カロテン・ナイアシン・ビタミンA等
デトックスにお金や時間や労力をかけなくても、食卓のお味噌汁がちゃんと担ってくれます。毎日おいしくお味噌汁をいただきましょう。
初夏のお野菜のお味噌汁は、緑の野菜のエグみが苦手な方も大満足！
野菜が得意でない方は、きっと「エグみ」や「青臭さ」が気になるのではないでしょうか？野菜嫌いのお子さまもそうかもしれません。
しかし、初夏に旬を迎えるチンゲン菜、キャベツ、豆苗、三つ葉、ニラなどはエグみが少ないものが多いんです。そのまま生でも、切って炒めても食べられる野菜たち。もちろんお味噌汁にもピッタリです。
✓まったく新しいお味噌汁が京都に誕生しました！
味噌汁×ポタージュ=『味噌ポタージュ』は日本最強のファストフード！
教えてくれた方
京都の味噌汁ポタージュ専門店『MISO POTA KYOTO（みそポタ京都）』女将、とこみゆきさん
京都の味噌汁ポタージュ専門店『MISO POTA KYOTO（みそポタ京都）』
栄養価の高いお味噌汁が新しいスタイルで楽しめると話題の『MISO POTA KYOTO』。本格的な有機のお味噌に、丁寧に下ごしらえされた定番の具材や季節の野菜がたっぷり溶け込んだ、濃厚なスープとも呼べるニュータイプのお味噌汁を提供しています。
MISO POTA KYOTO ／ ONLINE SHOP
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