『ごほうびごはん』5巻に、最強のご飯のおとも第1位を決める総選挙のエピソードがあり、なかなかに渋いラインナップ! なかでも鹿児島からの革命児! 一度会ったら必ずトリコになるという郷土食の「豚みそ」がエントリーされていました。
味噌を使った、鹿児島県人のソウルフードと聞けば、喉が鳴ります。市販もされていますが、昔ながらの常備菜なら作れないわけがない、ということで「クックパッド」で検索して作ってみました。
池田咲子ちゃんを真似して、1品では寂しいので、エントリーのなかから梅干しと岩のりも一緒にスタンバイです。
豚肉のうまみとお味噌のコク、甘じょっぱい味つけでご飯がすすむそうですが、一体どんな味なのでしょうか。早速に作ってみましょう。
材料
・豚こま切れ(豚バラでもOK、黒豚ならなお可)
・麦味噌(普通のでもOK)
・玉ネギ
・ニンニク、ショウガ、酒、みりん、砂糖
やっぱり、鹿児島といえば、黒豚に、麦味噌ですよね。麦味噌は、塩分が低く、麹の量が多いので、香りも甘みも強いと言われる味噌。味にどう影響するのでしょうか。楽しみです。
作り方
1: 豚肉は細かく、玉ネギは薄切りにする。ニンニクとショウガはすりおろす。
2: 油は入れずに豚肉を炒める。脂が出てきたら、玉ネギ、ニンニク、ショウガを加えて炒める。
3: 玉ネギがしんなりしてきたら、酒とみりんを入れて混ぜ合わせて炒める。
4: 味噌を加えて、さらに混ぜながら炒める。
豚肉と味噌の旨みが出合った瞬間、いい香りが鼻をくすぐります。
5: まんべんなく味噌が混ざったら、砂糖を加える。
砂糖を加えたら、急に飴色のツヤが出てきてびっくり。食欲が一気にそそられます。
6:ひとまとまりになるくらいまで炒めれば出来上がり。
保存容器に入れて、冷蔵庫保存で約2週間は保存可能。
食べてみました!
鹿児島県内にとどめておくのはもったいない。このおいしさ、はまりますよ。甘じょっぱいけど、旨みとコクがあり、白米の甘みと混然一体となったら、もう止まりません。時々出てくる、焼けたお肉のカリカリとした食感もアクセント。お茶碗2杯分は余裕でいけます。
こんな食べ方も!
ご飯もいいけれど、お酒のおともにもぴったり。きゅうりなど生野菜のディップにしても絶品です。
おにぎりの具としても大活躍です!
「豚みそ」が紹介されているのは…
こもとも子著『ごほうびごはん 5巻』 芳文社コミックス 定価:590円(税別)