東北といえば豊かな自然と冬の寒さから生みだされる、美味しいお米と果物。
今回は、東北出身で山形在住のイラストレーター杏耶(あや)さんの著書『のんで東北たべて東北』(イースト・プレス)から、東北の美味しいお酒&漬物をお届けします。
旅行などで訪れる機会があれば、ぜひご賞味ください!
【青森県】
特別純米酒 田酒
西田酒造店の華吹雪を原料米とした特別純米酒 田酒。「米の旨みが強いので、さっぱりとした和食にマッチすると思います。熱燗にするとより香りと味を楽しめます」。
特別純米酒 田酒
http://www.densyu.co.jp/
ひとひら
六花酒造の桜エキスで造られた珍しいお酒。弘前市内から嶽温泉への県道3号および周辺には約6500本の桜が植えられており、その実のエキスで造られています。ほのかな甘さが桜っぽい一品。
さくらリキュール ひとひら
http://www.joppari.com/sakura.html
あおもりアップルドラフト
バイコードリンクB・Sのりんごと麦芽のお酒。青森の名産である、りんごの爽やかな甘みとビールの旨みが絶妙なハーモニーを奏でます。
あおもりアップルドラフト
http://www.aomori-ipc.jp/hakkyou/hatumei_syoukai/hatumei_syousai_008.html
【岩手県】
南部美人 純米吟醸
蔵元南部美人の名がついた純米吟醸。日本酒ビギナーでもおいしく飲みやすい日本酒。まるで岩手に流れる春の雪解け氷からできたような清らかな味わいで、刺激が少ないので、食前酒にも食後の一杯にもできる優れもの。
南部美人 純米吟醸
http://www.nanbubijin.co.jp/sake/nihonshu/type/junmai-ginjo/jyunmai_ginjyou/
あさ開 南部流伝承造り 大吟醸
飲みごたえ十分な蔵元あさ開の大吟醸。芳醇な香りとクリーミーなコクの華やかな味わい。日本料理だけでなく、こってりとした洋食にも合います。
あさ開 南部流伝承造り 大吟醸
http://www.asabiraki-net.jp/osake/goods/kome_mizu_hito/
ヴァイツェン
いわて蔵ビール 世嬉の一酒造のドイツビール。ヨーロッパでは貴族のビールと呼ばれており、見た目も味もその名の通り、上品でフルーティー。
ヴァイツェン
http://sekinoichi.co.jp/beer/
【宮城県】
浦霞のゆず酒
名酒蔵、浦霞醸造元株式会社佐浦がつくる宮城県気仙沼市大島産のゆずの果汁を使用して、純米酒「浦霞」をベースにしてつくられているリキュール。ゆずのジューシーな果汁感と日本酒のすっきり感がばっちり。
浦霞のゆず酒
http://www.urakasumi.com/items/2014/08/post-30.html
日高見 芳醇辛口 純米吟醸 弥助
平孝酒造の純米吟醸。宮城沖で獲れる新鮮な魚介類と相性がよいのが、日高見です。キレのあるドライな飲み口。
乾坤一 特別純米辛口
大沼酒造店のササニシキを原料にしたお米の旨みを噛みしめられる純米酒。飯米を使用した珍しいお酒で、キレと米の香りが格段の美味しさ。
【秋田県】
出羽鶴スターマッコリ
秋田清酒の“銀河系風味”のお酒。舌を刺激する微炭酸がさわやかな喉ごし。「マッコリって濃いイメージがあったのですが、すっきり飲めます」。
秋田清酒
http://www.igeta.jp/
特別本醸造 まんさくの花
日の丸醸造のどんなお料理にも合うオールマイティな食中酒。「東北の味付けの濃い郷土料理にも合う水のように飲める万能酒です」。
特別本醸造 まんさくの花
http://hinomaru-sake.com/product/special-mansaku/
発泡清酒ラシャンテ
合名会社鈴木酒造店のあきたこまちと奥州山脈の伏流水だけでできている新感覚の日本酒。フルーティーで甘みのある炭酸があるスパークリングワインのような日本酒。
発泡清酒ラシャンテ
http://www.hideyoshi.co.jp/products-list/lachamte
なた漬け
秋田の辛口のお酒とよく合う、ぴりっとする辛さの大根の漬物。大根をなたでざっくり乱切りして漬けこむので、なた漬けと呼ばれるように。
【山形県】
出羽桜 純米吟醸つや姫
出羽桜酒造のつや姫を用いた純米吟醸。飲み口が軽く、キレがある味わい。「注ぐと山形特産のラ・フランスのようなフルーティーな香りがします」。
六歌仙スイカのお酒
六歌仙の味も香りもスイカそのものの珍しいお酒。フルーツ大国山形ならではの甘い香りに溢れるお酒。「凍らせてスイカのシャーベットにするのもおすすめ」。
六歌仙
http://www.yamagata-rokkasen.co.jp/
十四代本丸
高木酒造の原料米に五百万石を用いた幻の日本酒。注ぎ口はなめらかでバニラのような香り。「なかなか手に入れることのできない逸品。まるで透明なライスミルクで日本酒の旨さを一番味わえるお酒だと思います」。
青菜漬け
青菜は高菜の仲間で青菜自体が独特の辛味を持つ野菜。「シャキシャキの歯ごたえでごはんのお供に最適。大きい葉をおにぎりに巻いて食べるのもおすすめ」。
【福島県】
ピーチエール
福島路ビールの福島産の桃を使用した発泡酒。にごりのあるオレンジイエローの泡はキメ細かくふわふわ。「泡と一緒にビールのうまさも感じられます。桃のスイーツと一緒に飲んでもらいたい一品」。
ピーチエール
http://www.f-beer.com/#_5
自然郷 卵酒
大木代吉本店の蔵元が本気で造った卵酒。純米酒をベースに地元の自然卵とマダカスカル産のバニラビーンズを使用し、まるで高級プリンのような濃厚な甘い香りが特徴。
大七純米生もと
大七酒造の純米生もと。生もとは発酵に乳酸などを使わないで時間をかけて作る手法。「手間をかけ追求した逸品がお手頃価格で飲めるのはすごいこと。クリームのようなほのかに甘い香り」。
大七純米生もと
https://secure.daishichi.com/category/select/pid/4
特産のお米や果物の美味しさを凝縮したお酒やアルコール類。お酒好きでなくても一度は飲んでみたいと思わせる品々ですね。著書では銘酒の紹介のほかに地元グルメのレシピも掲載し、お酒のおともに各地のご飯も手づくりできるようになっています。
※イラストはすべて:(C)杏耶/イースト・プレス