1月23日(火)に「木桶職人復活プロジェクト」に参加されていた、「片上醤油」代表の片上裕之(かたかみ ひろゆき)さんにお話をうかがいました。
「片上醤油」代表 片上裕之さん(左)と奥様(右) ※片上裕之さんFacebookより
片上醤油さんのご紹介
木桶で醸す天然醸造の手法を守り、食品添加物は使わない高品質無添加無調整の醤油を造る片上醤油
片上醤油の外観 ※片上醤油Facebookページより
昭和6年の創業より、奈良県御所市森脇で、国産大豆を木桶で醸した醤油の製造・販売を行う「片上醤油」。片上醤油 代表の片上裕之さんは天然醸造の手法を守り、食品添加物は使わない高品質無添加無調整の醤油を造り続けています。
杉の大桶に国産大豆を仕込み、自然の季節のままに発酵させて、じっくり醸造される片上醤油の醤油
片上醤油の木桶仕込みの醤油 ※片上醤油Facebookページより
「奈良盆地南西端、山麓の静かな里にある醤油蔵です。大切に使ってきた杉の大桶に国産大豆を贅沢に仕込み、自然の季節のままに発酵させて、じっくりゆっくり寝かせて醸造しています。食にこだわりを持つお客様にご満足いただけるよう、精一杯の品質の醤油を提供することを使命と心得、妥協を排した醤油の醸造を行っています」(片上さん)。
片上醤油さんの投稿 2017年11月30日(木)
片上醤油さんの投稿 2017年9月8日(金)
「片上醤油」代表 片上裕之さんにお話を伺いました
「木桶による醤油造りが継承され、広まることが肝要」という、ヤマロク醤油さんの心意気に共感
片上 裕之さんの投稿 2017年8月31日(木)
「木桶職人復活プロジェクトを立ち上げたヤマロク醤油さんからお誘いいただいて、2015年から参加しています。
普通なら、木桶を造ることができる唯一の蔵として、その技術を囲い込み、他社に対するアドバンテージとすべきところです。しかし、ヤマロク醤油さんは、“木桶による醤油造りが継承され、広まることが肝要”と、同業をも巻き込んでこのプロジェクトを推進されています。
私もその心意気に共感し、及ばずながらと毎年小豆島に参上しています」(片上さん)。
木桶職人復活プロジェクトは、もはや“イベント”ではなく、“情熱/passion”である
「木桶職人復活プロジェクトに集まる人々は、誰もが今年来年の損得などは考えてはいません。
・50年100年先の日本の醸造文化の継承に、今、自分ができることをしたい
・木桶による発酵の文化を残し伝えるプロジェクトに関わり、役に立ちたい
という、参加者の方々の気持ちや様子は、もはやイベントなどというものではなく、情熱/passionといえると思います。」
また来年も、必ずここへ戻って来よう
「小豆島へ向かうフェリーの中での高揚感。仲間に別れを告げ、帰りの船に乗ってからの虚脱感。また来年、必ずここへ戻って来ようという想い。多くの人をこんな想いにさせる木桶って、やっぱり凄いと思います。」
片上醤油
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