シークワーサー塩の作り方│瓶で仕込む発酵保存食レシピ【処暑編】

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2022年8月23日~9月7日、二十四節気の「処暑(しょしょ)」にあたります。二十四節気(にじゅうしせっき)とは古代中国から伝わったもので、春夏秋冬をさらに約15日間ずつ分けた暦です。

前回の節気である「立秋(りっしゅう)」では、暦上、秋を迎えました。今回ご紹介する「処暑(しょしょ)」はどのような季節を迎えるのでしょうか?

この記事では、今の時期に旬を迎える野菜を使った発酵保存食の作り方・レシピとともに、処暑についてご紹介します。

今回は、旬を迎えたシークワーサーを使って手軽に仕込める「シークワーサー塩」と、アレンジレシピ、タイ風はるさめヌードルをご紹介します。

季節の発酵保存食シリーズ【処暑】シークワーサー塩とは?

季節の発酵保存食シリーズ【処暑】シークワーサー塩とは?
季節の発酵保存食シリーズ【処暑】シークワーサー塩とは?

シークワーサーと塩だけで作れる調味料です。柑橘系であればどんなものでも同じレシピで作ることができます(レモン、ゆず、すだち、へべすなど)。
さわやかな柑橘系の酸味が欲しいときに大活躍してくれる、夏にぴったりの万能調味料です。半年ほど保存が可能です。

「シークワーサー塩」の作り方・レシピ

材料(作りやすい量)

・シークワーサー 20個~
・シークワーサーの総量の15%の塩
※種を取った後の総量

作り方

1、シークワーサーをきれいによく洗い水気を取る。
2、半分に切って種をとる。小さいフォークなどを使うと種が取りやすい。完璧にとる必要はないが、できるだけ取り除いたほうが使いやすい。

半分に切って種をとる
半分に切って種をとる
半分に切って種をとる
半分に切って種をとる

3、煮沸消毒かアルコール消毒をした瓶に種をとったシークワーサーをいれ総量を測る。15%の塩をいれてよく混ぜる。

15%の塩をいれてよく混ぜる
15%の塩をいれてよく混ぜる

4、フタをしめて常温で5日~発酵させる。1日1回びんをふってよく混ぜる。

フタをしめて常温で5日~発酵させる
フタをしめて常温で5日~発酵させる
1日1回びんをふってよく混ぜる
1日1回びんをふってよく混ぜる

5、5日後のようす

5日後のようす
5日後のようす

5日以降は冷蔵保存です。半年以内に食べきるようにしましょう。
使うときに刻んでも、ハンドブレンダーでペースト状にしても使いやすいです。

食べ方アレンジ

・刻んで薬味と一緒にお魚に添えて
・刻んで炒飯にいれても!
・魚介類とも相性抜群なのでイカやタコと一緒に炒めても
・そうめんの付け合わせとして
・グリーンカレーの酸味に
・鍋のアクセントにも使えます
・鶏肉と一緒に炒めても美味しいです
工夫次第でいろいろ楽しめますよ!

アレンジレシピ「タイ風はるさめヌードル」の作り方・レシピ

アレンジレシピ「タイ風はるさめヌードル」
アレンジレシピ「タイ風はるさめヌードル」

夏にぴったりのヘルシーな1皿です!

材料(2人分)

・生姜 ひとかけ みじん切り
・鶏ひき肉 50g~
・白菜 1/2玉の2枚ほど ざく切り
・もやし ひとつかみ
・マッシュルーム 5,6個~ 半分に切る
・塩麴 大さじ2
・ココナツミルク 200ml
・水 500ml
・ナンプラー 大さじ2~
・シークワーサー塩 小さじ1
・塩 少々
・パクチー 1束 3㎝ざく切り
・春雨 2人分

作り方(2人分)

1、鍋に生姜とオイルを入れ、弱火で香りを出す。
2、鶏ひき肉を加え白くなるまで炒める。
3、白菜、もやし、マッシュルームと塩を少々加えてよく炒める
4、鍋に水500mlと塩麴を加える。そこへココナッツミルク、ナンプラー、シークワーサー塩を加え10分ほど弱い中火で煮立たせる。
5、味見をして塩で味を整えたらスープは完成。
6、茹でた春雨を入れ、お皿に盛り、パクチーをたっぷり散らしたらできあがり。

処暑(しょしょ)とは

処暑の七十二候「綿柎開(わたのはなしべひらく」
処暑の七十二候「綿柎開(わたのはなしべひらく」

2022年8月23日~9月7日は処暑です。秋の暦2つ目になりました。朝夕はだんだんと暑さが収まり、過ごしやすい季節になります。日中はまだまだ残暑が続きます。
立春から数えて210日目の9月1日は二百十日(にひゃくとおか)という雑節です。このころは台風が来ることが多いため、風をおさめるためのお祭りも各地で行われます。

二十四節気 秋の暦

初秋:立秋、処暑(←今ここ)
仲秋:白露、秋分
晩秋:寒露、霜降

処暑の旬野菜

処暑の旬野菜
処暑の旬野菜

はしり(市場に出回りはじめたもの、初物)

サラダからし菜、ルッコラ

さかり(おいしくて栄養価も高く、価格も安定)

セロリ、レタス、トマト、さやいんげん、きゅうり、みょうが、なす、枝豆、新生姜、里芋、マツタケ、かぼちゃ、れんこん

なごり(旬の終わりかけ、コクや深みを楽しむ)

おくら、ゴーヤ―、つるむらさき、唐辛子、ズッキーニ、ピーマン、パプリカ、とうもろこし、にんにく、冬瓜

処暑の旬食材

処暑の旬食材
処暑の旬食材

くだもの

もも、すもも、プルーン、なし、いちじく、巨峰、マスカット、ラズベリー、ブルーベリー、すだち、かぼす、めろん、すいか、パッションフルーツ、マンゴー

魚介

つぶ貝、うに、ホヤ、アワビ、するめいか、アマダイ、スズキ、シマアジ、マコガレイ、ヒラマサ、かんぱち、はも、あゆ

過ごしやすく秋を感じる季節になりました

季節の変わり目で、夏の過ごし方が体に現れやすい時期です。普段からの食事は大切ですが、まずは本物の調味料をそろえていくのがおすすめです。なんでも手軽に食べられる現代で、あまり体にとってよくない食べ物を避けるには、自分で料理するのが一番です。調味料をいいものに変えるだけで、シンプルな調理でも十分おいしく食事を作ることができます。

特に塩にはこだわりましょう。99%の家庭は精製塩を使っているといわれています。精製塩は塩辛く、体にいいとはいえません。せっかくなら天日塩を常備して、体にも心にも美味しい食事作りを心掛けましょう。まだ残暑は続きますが、1日1日を大切に過ごしましょう!

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