京都にある『MISO POTA KYOTO(みそポタ京都)』では、栄養価の高い「味噌汁」が新しいスタイルで楽しめると話題です。
それは、本格的な有機のお味噌に、定番の具材や季節の野菜がたっぷり溶け込んだ、濃厚なスープとも呼べるニュータイプのお味噌汁。味噌汁×ポタージュ=『味噌ポタージュ』を味わいに、ハッコラ編集部が『MISO POTA KYOTO 京都本店』にお伺いしました!
✓『MISO POTA KYOTO』女将、とこみゆきさんが教えてくれました!
梅雨どきの「なんとなく不調…」を元気にする!お味噌汁の飲み方
ひとくちごとに驚きあふれるMISO POTA体験! 一汁一菜セットのおいしさに感動
程よくお腹の空いた夕方頃、京都らしい美しさを随所に感じる町並みを抜けた先にあるのが、路面からオーダーできるスタンドと、コンパクトなカウンター席が用意された可愛らしい『MISO POTA KYOTO本店』。
メニューを見ながら、どのみそポタも全て飲んでみたい!という衝動を必死に抑えつつ、『MISO POTA KYOTO』女将のとこみゆきさんがオススメしてくれた不動の人気メニュー「はじまりの白(みそポタを初めて飲む方におすすめの豆腐と麦味噌をメインにした基本の一品)」と、色味の美しさに惹かれる「華やぐ紅(ビーツの力強い味わいを、八丁味噌の風味でしっかりと包み込んだ、真っ赤なみそポタ)」をいただくことに。
豆腐と白味噌・麦味噌をメインに作られた「はじまりの白」に、ネギとお麩のトッピング。写真は、炊き込み御飯(または玄米ご飯)、ガーリックが効いたペペロンチーノ風切り干し大根、蕗味噌がセットになった「一汁一菜セット」
ご飯も切り干し大根も、お代わりしたくなるおいしさにびっくり! そして何よりも、味噌とお豆腐がしっかり味わえるみそポタのおいしさに感激しました。これをおかずにしてご飯もすすむ、すすむ。あっという間に完食してしまいました(笑)
「華やぐ紅」
さらにビーツがたっぷり溶け込んだ「華やぐ紅」もおいしくいただき、さすがにお腹もいっぱいに。
それでもまったく胃がもたれません。改めて発酵食品である味噌の消化吸収の高さを身をもって実感しました。
取材中もテイクアウトするお客様が続いてました。
すべては「元気な人が増えてほしい」思いから
長年IT系の会社を経営されていたとこさんは、日頃から体調が優れないという人の多さが気になっていたそう。体調不良から万全のパフォーマンスを発揮できず遅くまで残業する、という悪循環も「どうにかできないか」と思っていたんだとか。
聞いて愕然。「みんなそんなにお味噌汁、飲まないの?」
どうしたらみんなもっと元気に働けるんだろう。
元気に働く人が増えたら社会にも良いはずなのに。
体調不良のスタッフたちがどんな食事をしているのかを聞いていく中で、自炊率の低さ、とりわけ味噌汁をほとんど飲まないという人の多さに驚いたと言います。
なぜ味噌汁を飲まないのか?率直な疑問を投げかけてリサーチしたところ、
・パン食や洋食と合わない
・出汁をとるのが面倒くさい
・地味なイメージがある
といった、単純な理由が多かったことにもまた驚いたそう。
和食以外のメニューとも合わせやすい「飲む食事」
「それならどんな食事にも合って、簡単に飲めて、華やかな味噌汁を作ろうか」
そう気づいたことをきっかけに味噌汁スタンドの事業を決意。
さらに具材の色味をたいせつに表現できように、味噌汁に具材を溶け込ませたみそポタージュを開発。濃厚なスープが、とろりと滴りポタッと落ちることから「みそポタ」と命名されました。
忙しいならなおさら。ファストフードには日本のソウルフードを選ぼう
多忙なライフスタイルの中で食事と体調のバランスに悩む人が増えている現代だからこそ「みそポタを活用してもらえたら」という女将とこさん。
味噌は手間をかけて完成まで1年以上時間がかかる、日本が誇る究極のスローフード。このスローフードを素早く飲めるファストフードにしたものが味噌汁であり、だから味噌汁は尊いのだ、と友人に教えられたそう。その言葉に感銘を受け、「味噌汁を日本最強のファストフードにしたい!」と思い至りました。
下ごしらえ済みの材料のひとつとして、みそポタをお料理にも
深夜に外食やファストフードを食べるなら、軽食としてみそポタを。
食べ過ぎを感じたらみそポタで胃腸休めを。
残業中にデスクで栄養チャージをみそポタで。
また、みそポタに茹でたそうめんを入れたり、カレーを溶かし入れたり、グラタン風に焼いたり、冷製パスタソースにするなど、お料理に活用することだって可能。みそポタ=下ごしらえ済み、と捉えたら帰宅後の調理も気軽にできますよね。
100年後も日本食を支える味噌汁でありますように
総務省による家計調査では、過去20年における1世帯あたりの年間味噌購入量が半分近くまで減少しているとも聞く昨今。実際とこさんも開業前のリサーチ中、「最後に味噌汁を飲んだのはいつだろう?」と考え込む人にも会ったそうです。
このまま味噌が食卓から消えてしまうようなことがあってはいけない。
味噌汁がもたらす健康と、あの「ほっとする」味わいを100年先も残したい。
とこさんは、みそポタがそのきっかけになってくれたらと願っているそうです。
オープンから1年余、2つの実店舗とオンラインショップ、季節ごとの企画や企業とのコラボなど、超多忙なとこさん。にもかかわらず内側から輝きを放つ透明感のある肌と元気の秘訣は、「もちろん毎日のみそポタの効果です」と笑顔を見せてくれました。
健康と美容を両立させる味噌。後世に繋げていきたい大事な日本の食文化ですね。
✓『MISO POTA KYOTO』女将、とこみゆきさんが教えてくれました!
梅雨どきの「なんとなく不調…」を元気にする!お味噌汁の飲み方
お話をしてくれた方
京都の味噌汁ポタージュ専門店『MISO POTA KYOTO(みそポタ京都)』女将、とこみゆきさん
京都の味噌汁ポタージュ専門店『MISO POTA KYOTO(みそポタ京都)』
栄養価の高いお味噌汁が新しいスタイルで楽しめると話題の『MISO POTA KYOTO』。本格的な有機のお味噌に、丁寧に下ごしらえされた定番の具材や季節の野菜がたっぷり溶け込んだ、濃厚なスープとも呼べるニュータイプのお味噌汁を提供しています。
MISO POTA KYOTO / ONLINE SHOP
MISO POTA KYOTO 京都本店(アクセス)
営業時間 : 11:00~19:00
定休日 : 水曜日
〒604-8073 京都市中京区六角通富小路東入 大黒町88番地1階
TEL/FAX 075-754-8630
MISO POTA KYOTO 高辻店(アクセス)
営業時間 : お電話でお問合せください
不定休(メニュー入れ替えのため)
〒600-8446 京都市下京区高辻通新町西入堀之内町272-7 日宝京都3号館1F
TEL/FAX:075-741-6567