今や甘党だけでなく、ヘルスコンシャスな方にも愛されるチョコレート。小さな罪悪感をもって食べる時代は過去のこと。改めて、チョコレートの魅力とチョコレートにふさわしい新たな”パートナー”をご紹介します。
チョコレートも立派な発酵食品!
チョコレートの原材料は、カカオの種を丸ごと発酵させた「カカオ豆」。
発酵期間はそう長くはありませんが、発酵時には高分子のカカオ・ポリフェノールのエピカテキンが生成されます。
ポリフェノール自体は様々な食材に含まれていますが、カカオ・ポリフェノールはなんと、赤ワインやお茶よりも豊富であり、生活習慣病の原因とも言われる活性酸素を抑制する抗酸化作用が高いと言われているのです。
チョコレートはうれしい栄養機能のオンパレード!
明治チョコレート検定委員会発行の『チョコレート検定 公式テキスト』にはこのような記述が。
古代からカカオは滋養、疲労回復に有効であると考えられ、珍重されてきました。近年はただ美味しいだけでなくチョコレートの栄養機能についても関心が集まっています。
カカオ・ポリフェノールの抗酸化作用によって、動脈硬化を防ぎ、悪玉コレステロールを抑制、ストレス耐性、アレルギーやピロリ菌の対策、そのほかに嬉しい有効成分が多く含まれていること等々。驚異的な研究結果がとても分かりやすく紹介されています。
「チョコレート&お味噌」和洋の抗酸化食品はぴったりの組み合わせ
同じく抗酸化作用が高いといえば、おなじみの「味噌」に含まれるイソフラボン。
以前haccolaでは、世界的なパティシエのジャン=ポール・エヴァンさんによる京都限定商品の”ショコラ&味噌”についてご紹介させていただきましたが(「味噌×チョコレート!京都限定の発酵スイーツをクリスマスギフトにいかが?」)、チョコレートとお味噌の組み合わせは、味わいはもちろんヘルスポイントがさらに高まりそうですね!
バレンタインにもチョコ&味噌を!
ジャン=ポール・エヴァンの「クール ノワール ルージュ」
そのジャン=ポール・エヴァンでは今年もバレンタインデーまでの期間限定、新作コレクションが発表されました。
ジャン=ポール・エヴァン氏
上品でファッショナブルな特製ボックスに収められる新作ボンボンショコラは全部で10種類。どれも個性と遊び心のセンスが活かされた逸品揃いで、今年もきっと大人気であることが予想されます。
中でもhaccolaが注目すべきは、「クール ノワール ルージュ」。
”ビターチョコレートでできた赤いハート”というその名の通り、真っ赤なハート型が一段と目立つショコラです。
このショコラ、アーモンドとヘーゼルナッツのプラリネをビターチョコレートでコーティングしたもの。食感のアクセントにはフィユティーヌのサクサク感が効いていて、さらに隠し味として、なんと!愛知県三河の赤味噌が使われているのです!
これはもう必ずチェックしたいショコラですね。
ジャン=ポール・エヴァン
http://www.jph-japon.co.jp/
LE CHOCOLAT DE H(ル ショコラ ドゥ アッシュ)の「MISO AND APPLE/味噌リンゴ」と「RED-MISO/赤味噌」
辻口博啓氏
パティシエである辻口博啓氏が展開するショコラブランド「LE CHOCOLAT DE H(ル ショコラ ドゥ アッシュ)」では、マルコメ株式会社の赤味噌を使い2種類の”ショコラ&味噌”を発表。
MISO AND APPLE/味噌リンゴ
熟成赤味噌をサクサクのチップにしてりんごと合わせた「MISO AND APPLE/味噌リンゴ」は、酸味と甘味と塩味のバランスが世界的に評価され、なんと「インターナショナル チョコレートアワーズ アメリカ&アジア太平洋大会2016」で金賞を受賞!
RED-MISO/赤味噌
もう一つは、オーブンで焼いた赤味噌とチョコレートを共鳴させたという、その名も「RED-MISO/赤味噌」。
いずれも都内のショップもしくはオンラインストアで購入が可能です。
世界が注目し始めたショコラと味噌のコラボレーション。
チョコレートの新たなパートナーとしての「お味噌」という組み合わせが、今後ますます広がっていくのかもしれません。
今年はぜひ、お味噌を使ったチョコレートで「発酵バレンタインデー」を楽しんでみてはいかがでしょうか?
LE CHOCOLAT DE H(ル ショコラ ドゥ アッシュ)
http://www.lcdh.jp/