マスカルポーネチーズと言えば、イタリアのドルチェ「ティラミス」を思い浮かべる方も多いかと思います。スイーツの材料としてよく知られているマスカルポーネチーズですが、“甘くない”料理に使っても、ビックリするほどおいしいのをご存知でしたか? 今回は、マスカルポーネチーズを使った春のリゾット風レシピをご紹介します!
N.Y.でオーガニック納豆や麹食品を作っているホリスティックシェフJayさん。世界各国で様々な料理に携わってきたJayさんによる、“カラダもココロもキレイになる”発酵食品レシピをご紹介します。
English article 英語版レシピはこちらから↓
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マスカルポーネチーズ=ティラミス、だけじゃない!
イタリアンのマスカルポーネチーズというと思い浮かぶのは、かつて大流行した「ティラミス」という方は多いのではないだろうか。
マスカルポーネチーズは、フレッシュタイプのクリームチーズ。酸味や塩味が少なく、濃厚でほのかな甘みが特徴
このチーズはフレッシュタイプのクリームチーズで酸味や塩味が少なく濃厚でほのかな甘みが特徴。なのでスイーツのレシピには実によく合う。
バゲットにマスカルポーネチーズとジャムを塗るだけでも驚くほどおいしい
個人的にはバゲットにマスカルポーネとジャムを塗るだけでも驚くほどおいしく感じてしまう。日本では少々お高いかもしれないが、試してみる価値のあるチーズだ。
マスカルポーネチーズはセイボリー食材としても人気
そのマスカルポーネを、今回はスイーツではなく、リゾットに使ってみることにした。実はマスカルポーネはセイボリーの食材としても人気で、クリーミーなリゾットを作るときに試してみるのもオススメだ。
「セイボリー(savory)」って何?
セイボリー(savory)とは、「甘くない(塩味のある)」食べ物のこと。食後のデザートやおやつに、スイーツを食べるのではなく、セイボリー(クラッカーやプレッツェル、ナッツなど)を摂るのがヘルシー、という側面からも、欧米では親しまれている。
甘くない惣菜パンや、食事用タルトも「セイボリー(savory)」
日本では、野菜や肉、魚などを使った食事用のパンやタルトも、「セイボリーパン」や「セイボリータルト」と呼ばれているそうだ。
生米からかき混ぜなくてOK!余ったゴハンを使った『マスカルポーネチーズリゾット風』
本格的なリゾットは、生米から根気よくかき回し続けなければならないので、家庭で作るにはちょっと面倒かもしれない。なので今回は、できるだけ簡単に、余ったご飯を使った“リゾット風”レシピを考えてみた。
『マスカルポーネチーズリゾット風』には、タケノコ、アスパラ、あさりなど、今が旬の春食材をたっぷりと
今が旬のタケノコ、アスパラ、あさりなどを使って、春らしい一皿を楽しんでもらいたい。
春を味わう『マスカルポーネチーズリゾット風』レシピ
材料:マスカルポーネチーズリゾット風レシピ
・ご飯 茶碗2杯
・だし 500cc
・マスカルポーネチーズ 50g
・あさり 10個
・竹の子(水煮) 半分
・アスパラ 2本
・みつば 少々
・木の芽 適量
・塩 お好み
・醤油 少々
作り方:マスカルポーネチーズリゾット風レシピ
1. カツオと昆布でだしをとり、塩と醤油で味を整える(お吸い物の味に)
2. 砂抜きしたあさりをだしで殻が開くまで火を通し取り出す
3. 竹の子を食べやすい大きさに切り、だしで火を通し取り出す
4. アスパラ、みつばは食べやすい大きさに切る
5. だしを火にかけご飯を入れる
6. 熱くなったら弱火でマスカルポーネ、竹の子、アスパラを入れ混ぜる
7. 木の芽、みつばを加え混ぜる
8. 器にリゾットを盛ってあさりと木の芽を飾る
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【Bamboo shoot risotto】Jay’s Hacco-licious Recipes vol.47