ノンカフェインでヘルシーな「発酵クラフトコーラ」を手作りしてみませんか? 当記事では、クラフトコーラとはどのようなものなのか、一般的なコーラとクラフトコーラはどう違うのか、また、「発酵クラフトコーラ」シロップのレシピや作り方のコツ、保存法や賞味期限などをご紹介しています。
オリジナルの「発酵クラフトコーラ」を作ってみました!
「発酵クラフトコーラ」の作り方・レシピ
自分でしか作れない、オリジナルのマイコーラを作ってみませんか? 今回は、「今話題のクラフトコーラを、発酵の技法を用いて作る」という試みにチャレンジしてみました!
クラフトコーラとは
クラフトコーラとは、文字通り、手作りのコーラのこと。スパイスやハーブ、砂糖を使って手作りしたコーラシロップを、炭酸で割っていただきます。自分で作るので、無添加にしたり、甘さを控えたりして楽しむことができますね。
クラフトコーラの専門メーカーや専門店も人気を博しており、「伊良(いよし)コーラ」さんや、「ともコーラ」さんなどが有名です。
一般的なコーラとクラフトコーラはどう違うの?
一般的なコーラとクラフトコーラはどう違うの?
普通に販売されている大手メーカーのコーラは、健康によくないイメージがあるかもしれません。そう思ってしまうのは、コーラに含まれるカフェインや砂糖が原因なのではないでしょうか。カフェインの興奮・覚醒作用で眠れなくなったり、アレルギー反応が出てしまうことを不安に感じたり、カロリーの高さや砂糖のとり過ぎを気にする方もいることでしょう。。
元来のコーラのカフェインのもとは、原料として含まれる「コーラナッツ」。コーラナッツとは、アフリカの熱帯雨林で育つ「コーラ」という植物の種子です。コーラナッツの渋みや苦み、カフェインのシャキッと感は、コーラに欠かせないものですが、現在作られている大手メーカーのコーラは、コーラナッツを用いないものがほとんどなんだとか。コーラナッツを使わず、その味とシャキッと感が再現されているのですね。
一方、クラフトコーラはスパイスを用いるため、カフェインをほとんど含みません。また、砂糖の量も調整して作れるため、とってもヘルシーなドリンクといえるでしょう。
発酵クラフトコーラとは?
一般的なクラフトコーラは、砂糖と水にスパイスやレモンなどの柑橘類を加えて加熱したものです。今回ご紹介する「発酵クラフトコーラ」は、柑橘類とスパイスに砂糖を調合し、時間をかけて発酵させてエキスを抽出したものです。
発酵クラフトコーラは、自身で素材を選んで作ることができるコーラシロップです。体の状態に合わせた効能を持つスパイスを用いて、「マイコーラシロップ」を作ってみるのも楽しいでしょう。
また、基本の発酵クラフトコーラシロップは白いため、カラメルを加えて褐色に色づけてみました。ホワイトコーラのままでも十分美味しくいただけますので、お好みでお試しください。
「発酵クラフトコーラ」シロップの作り方・レシピ
「発酵クラフトコーラ」の作り方・レシピ
材料(コーラ5~6杯分)
材料(コーラ5~6杯分)
- キビ糖または甜菜糖 300g
- カルダモン(ホール)3g
- クローブ(ホール)3g
- コリアンダー(ホール)3g
(パウダーの場合は小さじ1/4) - ナツメグパウダー 小さじ1/4
- シナモンスティック 2本
- バニラエッセンス 小さじ1杯
- レモン 1個
- ライム 1個
- (色付け用カラメル)
水 大さじ1杯
キビ糖または甜菜糖 大さじ3杯
熱湯 大さじ1杯
作り方
瓶の消毒を忘れずに
- スライスしたレモン、ライム、つぶしたスパイスとキビ糖を、消毒した瓶に交互に入れ、キビ糖を加えて蓋をします。
- 室温(25〜27度)に置き、1日1〜2回清潔なスプーンでかき混ぜながら3〜5日、微炭酸の泡が出るまで発酵させます。
- 微炭酸の泡が出て、香りや味が美味しくなったらコーラシロップはできあがりです。ザルでこして具材とシロップに分けます。
- コーラシロップができたら、コーラの色となるカラメルを作ります。
- 鍋にカラメル用の水、キビ糖を入れて中火にかけます。
- 鍋をゆすりながら中火で熱し、茶色くなるまで煮詰めていきます。ヘラなどでかき混ぜると砂糖が再結晶しますから、鍋をゆするようにして色づけます。
- 濃い茶色になったら一気に熱湯を加えます。このとき蒸気がはねるため、火から下ろしてシンクの上などで加えると安全です。
- 熱湯を加えたら鍋をゆすり、全体が均一になったらカラメルのできあがりです。
- 具材と分けたシロップにバニラエッセンスとカラメルを加え色付け、保存瓶に移して冷蔵庫でひと晩ねかせます。
透明なままでよければ、カラメルなしでホワイトコーラとして美味しくいただけます。
カラメルの作り方
作り方のコツ、ポイント
発酵させている間は、発酵の温度に気をつけることがポイント。また25度を下回らない環境で発酵させることが重要です。
低い温度で発酵に時間がかかると、カビ菌が優勢になりカビが生えることがあります。瓶をコンロの横や冷蔵庫の横などの温かい場所に置いて発酵させてください。
発酵コーラシロップの賞味期限、保存法
1週間を目途に使い切りを
完成したシロップは、具材と分けて冷蔵庫で保存します。発酵クラフトコーラは味が変わっていきますから、1週間を目処に使い切ってください。
ノンカフェインでヘルシーな「発酵クラフトコーラ」を手作りしてみよう!
お手製のオリジナルコーラがお家で楽しめるなんて、なんだかワクワクしませんか? ノンカフェインでヘルシー、かつ、発酵の力でより美味しく仕上がる発酵クラフトコーラをぜひ作ってみてくださいね。
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