立春の二十四節気発酵レシピ│ニラとスナップエンドウのオープンオムレツ、小松菜の白和えなど

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2020年2月4日は立春です。
二十四節気(にじゅうしせっき)とは古代中国から伝わったもので、春夏秋冬の季節を24等分したものです。

立春(りっしゅん)とは

春の始まりです。立春の前日の「春の節分」は旧暦で言えば大晦日。翌日の立春は新年にあたります。
♪夏も近づく八十八夜~♪の歌は、立春を起算日にしています。(農作業の目安のもととなる日)
まだまだ寒いですが、旧暦では陽気が上昇する時期とされ、心身の新陳代謝も活発になります。何か新しいことにチャレンジするには最良の節気となります。
気候の変化も激しいので、しっかりと体調管理をしたい季節でもあるんですよ。

先人の知恵を借りて五臓六腑を調整し、自然を味わい、自然を楽しみながら、立春からまた新たな1年を大切に過ごしましょう!
旬の食べ物をいただくことは体を強くしてくれ、季節の行事を行うことで心が豊かになっていきます。今回は二十四節気の第一節である「立春」についてお伝えしていきます。

節分とは

節分とは「季節を分ける」という意味があり、立春・立夏・立秋・立冬の前日のこと。特に寒い冬を乗り越えた立春の前日を重要視され、「節分」と指すようになりました。
季節の変わり目は魔が生じやすいといわれ、新年へむけての邪気払いとして「豆まき」の風習が始まりました。

「立春」のおすすめ食事法

肝臓を労わる食事

ひとこと:肝臓は沈黙の臓器。健康の要である臓器を強くしましょう
おすすめ旬食材:ふきのとう、大豆、小豆、えび、にら、小松菜
おすすめ食材:ささみ、イカ、魚介類、くるみ、ごま、ごぼう、レンコン

苦味と酸味をいただく

ひとこと:苦味と酸味は体の余分なものを外に出す効果があります。この時期には積極的にいただきましょう。
おすすめ旬食材:ふきのとう、パクチー、梅干し、いちご
おすすめ食材:ゴーヤ、ルッコラ、菊芋、ケール、ごま、ターメリック、かんきつ類、レモン、ゆず、純米酢

冷えを防止して体を温めてくれる食材をいただく

ひとこと:先人はこの頃に残る寒さを「余春」「春寒」と呼び、冬の寒さと区別していました。まだまだ寒さが感じられるこの季節に、内側から体を温める食材をいただきましょう。
おすすめ旬食材:生姜、鮭、ねぎ、なつめ、ニンジン、にら
おすすめ食材:にんにく、玉ねぎ、長芋、根菜類(大根、ごぼう、長芋、自然薯)

立春の発酵レシピ

春のにらとスナップエンドウのオープンオムレツ

春のにらとスナップエンドウのオープンオムレツ<
春のにらとスナップエンドウのオープンオムレツ<

春らしい鮮やかな緑色を活かしたレシピです。スナップエンドウのシャキシャキ感を楽しむために火はサッと通しましょう。

材料

・玉子3つ
・スナップエンドウ5つ~
・ニラ1束
・塩麹 大さじ1~
・ごま油 大さじ1~
・糸唐辛子 少々

作り方

① スナップエンドウの鞘をとります。尾の方から内側に向け1度割き、そのまま外側に向けて割ときれいに鞘がとれます。スナップエンドウは身を開き、火が通りやすく、見た目もかわいらしくします。
② フライパンに油をしき、スナップエンドウを炒めます。ふたをし、弱火で3分ほど火を入れ別皿にうつします。
③ フライパンに油をしき、にらを炒めます。炒める際に小さじ1ほどの塩麹を入れると野菜の甘みが引き出されます。
④ ニラに火が通ったら塩麹をいれた溶き玉子を一気に流し込みます。その上から別皿のスナップエンドウをきれいに並べフタをします。
⑤ 火が通ったら皿に盛り付け糸唐辛子を飾って完成です!

小松菜の白和え

小松菜の白和え
小松菜の白和え

旧暦では新年を迎える立春の日に、真っ白い豆腐は「邪気を追い祓うほどの霊気が宿る」として縁起物とされていました。旬の小松菜を白和えにしていただきましょう!

材料

・豆腐 半丁(木綿、きぬどちらでも良い)
・醤油麹 大さじ1~
・味噌 大さじ1/2~
・ごま 大さじ2~
・小松菜 1束
・人参 1/2本
・落花生 好きなだけ

作り方

① 豆腐の水切りをする。豆腐の上に重しを乗せ15分ほど置く。
② すり鉢でゴマをすり、そのあと☆を全て入れまんべんなくきれいにする。
③ 小松菜は塩水で軽く湯で4㎝ごとにカットする。人参は千切りにし軽く湯でる。ゆでた後は軽くキッチンペーパーで水気をとる。
④ 野菜をすり鉢に入れあえる
⑤ 小皿に盛り付けて完成

7つの食材の恵方巻

7つの食材の恵方巻
7つの食材の恵方巻

恵方巻には七福神にちなんで7つの食材を入れると縁起が良いとされています。色とりどりの恵方巻を手作りしましょう!

材料

・酵素玄米 200g
・純米酢 大さじ3~
中に入れる具
・玉子焼き
・サーモン
・小松菜
・ザワークラウト
・アボカド
・人参
・椎茸の佃煮
下準備が必要なもの
・玉子焼き
・玉子 2つ
・塩麴 小さじ1

作り方

・厚焼き玉子焼きを作って1㎝角に切る
・小松菜は下茹でして水気をきる
・人参は千切りにして下茹でして水気をきる
椎茸の佃煮
・輪切りにした椎茸を生姜とごま油と醤油麹で炒める
酢飯
・酵素玄米に純米酢を大さじ3ほどいれ砂糖なしのさっぱり酢飯に
巻き方
① のりに酢飯を敷いていきます。のりが透けて見えるくらい薄く均一に伸ばします。のりの向こう側(手前の反対側)は約2㎝残します。
② 食材を乗せていきます。のりの半分あたりにまとめて乗せます。
③ 手前側から向こう側のご飯の部分めがけて巻いていきます。巻き立てはのりがご飯になじんでいないので巻いた後はラップに包み少し休ませます。
④ カットしてお皿に盛りつけます。包丁についたお米を毎回ふき取るときれいに切れます。

次回の節気「雨水(うすい)」は2月20日。次の24節気発酵レシピもどうぞお楽しみに!
五感を働かせて春の訪れを感じ、旬のお野菜をめいっぱい楽しみましょう!

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