発酵菌は生きた状態で取り入れないと効果がない?【教えて!小泉武夫先生】

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発酵食品やその食文化における第一人者として日本でもっとも有名な小泉武夫先生。月光仮面ならぬ「発酵仮面」という異名も持つ小泉先生に、発酵食品について教えていただきました!

9.発酵菌は生きた状態で取り入れないと効果がない?

発酵菌は生きた状態で取り入れないと効果がない?【教えて!小泉武夫先生】:haccola 発酵ライフを楽しむ「ハッコラ」

発酵食品の中には、生きた発酵菌がたくさんいます。例えば納豆1グラムには何十億という納豆菌がいます。納豆菌は熱耐性胞子を持っているので熱に強く、100度でも死にません。炒めて食べたり、「納豆ライスカレー」を作ったとしても生きた状態で腸まで届きます。
ヨーグルトには1グラムの中に乳酸菌が数億個います。乳酸菌やその一種であるビフィズス菌は、腸の中で、消化・吸収を助けてくれる働きがあります。ですから熱を加えないで、そのまま食べるのが良いですね。
乳酸菌は納豆菌のように熱に強くなく、70度ぐらいになると死んでしまいます。しかし、死んでしまったからといって健康に役立たないわけではありません。発酵菌のカラダは約70%がタンパク質です。タンパク質はカラダの中に入ると、分解されてアミノ酸になります。
アミノ酸は人間にとって活力源です。カラダの中で細胞を新しく作るもとになります。もうひとつは皮膚に良い効果を与えます。ツヤツヤした肌になります。ほかにもアミノ酸の効果はたくさんあります。つまり、発酵菌は生きた状態はもちろん、死んだ状態でも食べた人のために役に立つのです。
さらに最近の研究では、発酵菌は死んだ状態でも腸の中で免疫細胞を作るもとになることがわかっています。免疫力がアップするのです。

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