気軽に使えるパウダー状の麹『雪糀(ゆきこうじ)』が発酵フード&コスメとして優秀♡

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日本の発酵食品に欠かせない「麹(こうじ)」。
生麹や乾燥麹で塩麹や甘酒を作ったり、漬け床にしたり、中には麹そのものを手作りしている方もいらっしゃるかと思います。
でも、「麹をもっと手軽に使えるようになったら便利だなぁ…」と考えたことはありませんか?
今回は、「これが麹なの?」と思わず2度見してしまう、パウダー状の麹『雪糀(ゆきこうじ)』をご紹介します!

雪糀(ゆきこうじ)
雪糀(ゆきこうじ)

雪糀の使い方は様々ですが、通常の麹のように甘酒や料理の材料としても使えますし、粉雪のようなパウダーになっているので、塩やスパイスとまぜて調味料として使うこともできます。
雪糀の製造販売をしている、鈴木由起子さんにお話を聞きました。

『雪糀(ゆきこうじ)』とは?

雪糀(ゆきこうじ)

『雪糀』とは、麹そのものを粉雪のようになめらかなパウダー状にした新しい形の麹です。
老舗の麹屋さんが昔ながらの製法で手作りする麹を、菌の働きを失わないよう低温で乾燥させ、麹屋さんが石臼でゆっくりと丁寧に、何度も挽いて仕上げてあります。

「パウダー状なので料理にも美容にも使い勝手がよく、ふだん麹を使わない方にもその良さを知って実感してもらえるのではないかと思いました。そこで、女性の美と結びつくようにパッケージデザインをして販売しています」と、雪糀を販売している鈴木由起子さん。色白のつるんとした肌が魅力的な女性です。

新しい麹の使い方を教えてくれたのは、鈴木さんの奥様・由起子さん
鈴木由起子さん

麹のパワーに魅せられて

由起子さんと麹との出会いは、7年前。今は小学生になるお嬢さんが1歳のときに、初めて自宅で味噌を作りました。「当時は麹については何も知りませんでした。でも、目に見えない菌の存在を感じて、不思議にワクワクしたことを覚えています」(由起子さん)。

その後、発酵料理人の夫・鈴木大輝さんとともに鎌倉でカフェ「moWa(もわ)」を始め、そこで発酵料理を手がけることに。「ついには『発酵カフェ』として、お米から麹を醸して調味料まで作るようになりました」。

そんなわけで麹と身近なおつきあいをしてきた由起子さんですが、そうした暮らしのなかで気づいたのが、麹を作るときに手入れ(麹菌を米にまんべんなくゆき渡らせるために手でていねいに混ぜること)をしていると、どんどん手がきれいになっていったことでした。

「これは麹のパワーだと確信し、あるとき麹をフェイスパックとして使ってみたんです。そうしたら、驚くほどなめらかな肌になって感動しました!」。

この感動をたくさんの女性に知ってもらいたい! その思いが『雪糀』の販売に結びついたのです。

雪糀(ゆきこうじ)のパッケージ

気軽に使える『雪糀』

腸内環境は肌に大きく関係していますが、麹菌は腸まで届く善玉菌と言われています。そう、麹は身体の内からも外からも美肌環境を整えてくれる素晴らしい日本古来の食べ物なのです。
その麹の良さをいつでも気軽に幅広い用途で享受できるのが、『雪糀』最大の特徴。

「まずは保管が楽です。25℃以下であれば密閉して常温保存ができるので、お気に入りの容器に入れてキッチンやバスルームに常備し、使いたいときすぐに使うことができます」。

なめらかなパウダー状なので、溶かしたりペースト状にすることも楽々。また、水分が少ないので、旅先などに持っていくのにも便利です。

雪糀(ゆきこうじ)のパウダー

『雪糀』の使い方:キッチン編

「炒め煮や野菜炒めなど少し水分が残る料理の仕上げに鍋に小さじ1程度振り入れてサッと混ぜてみてください。雪糀が水分を吸って米のでんぷん質がとろみをつけるので、旨味の滲み出た煮汁を具材に絡ませることができます」。

そのほかキュウリやカブなどの浅漬けもオススメ。

「野菜を好みの大きさに切って、ジップバッグなどに適量の塩と雪糀をひとつまみ。麹に含まれるアミノ酸で漬物の旨味が増し、加熱しないので活きた菌も摂ることができて一石二鳥です」。

プチ麹パフェ

また、納豆やドリンクにちょっと振りかけてみてもよいでしょう。

「おすすめレシピは雪糀を使ったチョコディップです。ココアを入れて甘酒を作ることで、砂糖を使わない雪糀ならではのこっくりとなめらかなディップが出来上がります」。

『雪糀』のチョコディップ

『雪糀』のチョコディップ

材料(1~2人分)
・雪糀 30g
・ココアパウダー 6~8g
・水 50㏄
・塩 ひとつまみ

作り方
1.雪糀とココアをよく混ぜ合わせておき、水を加えて箸先などでペースト状に。湯煎や保温ジャー、炊飯器などで60~70℃に保ち3時間~時々混ぜながら保温します。
2.べったりとした状態から、ゆるんでなめらかになり甘みが増してきたら、最後に塩を加えて味を整えましょう。
3.冷蔵庫で一寝かせると味が落ち着き美味しくなります。保存は冷蔵庫で3日ほど。

『雪糀』のチョコディップ

『雪糀』の使い方:バスタイム編

雪糀は食品ですので、由起子さん個人的な使い方の紹介になりますが、ご自宅で柚子湯や日本酒風呂をする感覚で使ってみるのも◎!

「雪糀をお風呂に入れて入浴してみてください。麹菌は40℃前後でいちばん活性化してたくさんの酵素を出すので、その状態に全身浸かり続けることができるお風呂は美容に最適です!」。

雪糀+麻炭+ぬるま湯で作った雪糀パック
雪糀+麻炭+ぬるま湯で作った雪糀パック

お風呂上がりには流さずに出ると、麹が持つアミノ酸などの栄養分と麹菌が肌に残るので、肌の調子がよくなって、かかとまですべすべに。

「肌が乾燥しがちなこれからの季節、ぜひ試してみてください!」。

『雪糀』の使い方:お酒のお供にして翌日も快適に

『雪糀』の使い方:お酒のお供にして翌日も快適に

雪糀の使い方は、ほかにもたくさんあります。由起子さんは、お酒を飲むときのお供にしているそうです。

「飲みすぎたな~という日は、寝る前に雪糀で漬けたお漬物の少し酸味の出てきた古漬けを食べます。そうすると確実に翌日が楽! きっと何かの酵素がアルコールの分解を助けてくれているような心強さを感じます(笑)」。

『雪糀』の良さを実感する声が続々

『雪糀』の良さを実感する声が続々

雪糀を購入して使っている方からは、たくさんの喜びの声が届いているそうです。

・何にでもかけて麹を取れるので、子どもが生まれて時間がない中でも助かっている(30代女性)
・日焼け止めやオーガニックのオイル、隣に座った人の香水の匂いでも湿疹が出てしまうほど肌が弱いが、雪糀は肌に塗ることができ、肌が綺麗になった(水で練ってお風呂でフェイスパックにしたり入浴剤として使用)(50代女性)

また、エステやオーガニックコスメブランドの方など美容業界に従事している方からの評判も上々!

「私自身、シンプルで楽ちんで心地よい暮らしをしたいと思っているので、美容にも食にも利用でき、自然な美しさを獲得できる雪糀は生活に欠かせないものになっています」。

発酵ライフを送っている由起子さんのキレイの秘密

大内由起子さん

普段はシンプルでラクチンで心地よいケアを心掛けているという由起子さん。

「とはいえ、日焼けやしっかりメイクの後、体が疲れてゆらぎが生じたときは、自分のなかにいくつか持っているスペシャルケアを行います。一次的な日焼けやメイクを一切ナシにするのは楽しくないし、気分良くいることも大切だと思うので、ときには肌や体に『借り』を作って楽しむことアリ。そして借りを『返せる』ようにケア方法も持っています」。

また、肌を甘やかしすぎないようにもしているのだとか。

「肌の調子が良いときは保湿をしすぎず、体温を上げることで分泌される自分由来の油分を出来るだけ活かすように意識しています。また、乾燥しているな、と感じたら、身体を動かしたり湯船に浸かって体温を上げるようにしています。自分の体は今どういう状態で何をしようとしているのか、一歩踏み込んで考えることが基本のように思います」。

由起子さんと雪糀の未来

由起子さんと雪糀の未来

そんな由起子さんの今後の目標は、「自分らしく自分に向き合い、健やかに美しくなる女性を応援し、増やしていくこと」。

そのためにまず、雪糀を通して、麹菌の働きや良さを知ってワクワクすることで、自分自身の体への関心を深めてもらいたい。そして、自分により良いものを選びながら生きていく、考えていくきっかけを作りたい、と考えているそうです。

「具体的には、今は小学生の娘もいることから、10代女性のスキンケアやライフスタイルに興味があります。お化粧やジャンクフードが魅力的に映る世代との交流を増やし、麹という日本文化への理解から自分の体への関心へとつながるような場を設けていけたらと妄想しています」。

のびやかで凛とした発酵ライフを送っている鈴木さん。気軽に使えるパウダー状の麹『雪糀(ゆきこうじ)』で、あなたも麹美人を目指してみませんか?

雪糀ワークショップのお知らせ

2018年1月より発酵居酒屋5の新企画「発酵学宴(仮)」にて、毎月第4月曜日に雪糀のワークショップを開催します。ハッコラでもおなじみ、発酵居酒屋5料理長であり発酵ワクワク大使の鈴木大輝さん、杉本薬局三代目の杉本格朗さんなど多彩な講師陣が参加します。魅力ある講座を気軽に学べる居酒屋の学校がスタートします!

雪糀のお取り扱い

発酵居酒屋5@表参道
発酵韓国料理店HANG-GU(ハングゥ)@鎌倉
雪糀オンラインショップ

関連リンク

雪糀:https://yukikoji.theshop.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/yukikoji.gram/

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