乳酸菌

2018年02月26日

ビフィズス菌と乳酸菌の違いは?微生物は人間の体にどれくらいいる?【教えて!小泉武夫先生】

発酵食品やその食文化における第一人者として日本でもっとも有名な小泉武夫先生。月光仮面ならぬ「発酵仮面」という異名も持つ小泉先生に、発酵食品について教えていただきました!

微生物は、人間の体にはどれくらいいるのですか?

女性の後ろ姿

人間の大人には、微生物が4兆個いる

人間の目が顕微鏡ぐらいよく見えたなら、潔癖症の方は生きづらくなるかもしれませんね。手を石鹸で何度も洗っても、微生物はいなくなりません。
東北大学の服部勉名誉教授によれば、人間の大人には微生物が4兆個いるそうです。大変な数です。

ものすごい数の菌がいるからこそ、私たちは生きていくことができる

ものすごい数の菌がいるからこそ、私たちは生きていくことができます。悪い菌から私たちを守ってくれているのです。
潔癖症の方も、目に見えない世界のことまで気にする必要はありません。ちなみに、人間でもっとも菌が多いのは口です。

ビフィズス菌は乳酸菌の一種ですが、違いはなんですか。

乳酸菌たっぷりのヨーグルト

乳酸菌は、いたるところに存在する

乳酸菌とビフィズス菌の違いは、分類学的にはなかなか難しい問題です。
ただ私が簡単に言うとすれば、乳酸菌は漬け物にもいるし、ヨーグルトにもいるし、牛の乳房にも、野菜にもついています。

ビフィズス菌は、生物の体内にしか存在しない

一方でビフィズス菌は、生物の体内にしか存在しません。
生体内にいる乳酸菌がビフィズス菌と考えるのがわかりやすいでしょう。

小泉武夫

小泉武夫

1943年福島県の酒造家に生まれる。 東京農業大学名誉教授。農学博士。専攻は食文化論、発酵学、醸造学。 現在、鹿児島大学、琉球大学、広島大学大学院医学研究科、石川県立大学ほかの客員教授を務める。 特定非営利活動法人発酵文化推進機構理事長。全国発酵のまちづくり協議会長。全国地産地消推移新協議会会長(農水省)、「和食」文化保護・継承国民会議委員(農水省大臣官房)、食料自給率向上協議会会長(農水省大臣官房)など、食に関わる様々な活動を展開し、和食の魅力を広く伝えている。 著書に、『食あれば楽あり』(日本経済新聞社)、『発酵食品礼賛』(文春新書)、『食と日本人の知恵』(岩波現代文庫)、『食の世界遺産』(講談社)、『江戸の健康食』(河出書房新社)、小説『夕焼け小焼けで陽が昇る』(講談社文庫)、『猟師の肉は腐らない』(新潮社)、『幻の料亭・日本橋「百川」黒船を饗した江戸料理』(新潮社)など単著は140冊を超える。日本経済新聞に連載の「食あれば楽あり」は現在24年間にわたり連載中。丸ごと小泉武夫 食マガジン  NPO法人発酵文化推進機構

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