教えて!小泉先生

2016年11月27日

発酵食品、どう食べればいいの?【教えて!小泉武夫先生】

発酵食品やその食文化における第一人者として日本でもっとも有名な小泉武夫先生。月光仮面ならぬ「発酵仮面」という異名も持つ小泉先生に、発酵食品について教えていただきました!

2.発酵食品、どう食べればいいの?

Closeup of woman's hands holding a cup with organic yogurt with oats and cherries. Homemade vanilla yogurt in girl's hands. Breakfast or snack. Healthy eating and lifestyle concept.

免疫力やビタミンなど、素晴らしい働きをする発酵食品ですが、残念ながら即効性はありません。とにかく毎日食べ続けることが大切です。
ヨーグルトや納豆などを毎日食べて、乳酸菌やビフィズス菌、納豆菌などを腸の中にたくさん置いておく。食べ続けているうちに「お肌のツヤとハリが違う!」とか「いつの間にか便秘が治って、お腹の調子がいい」など、体調の変化に気づくはずです。
美味しくて、価格もリーズナブルだから、無理せず毎日食べることができる。それが発酵食品のメリットです。食べる時間や食べる量も、特に細かい決まりごとなどはありません。毎日の食事に発酵食品をプラスするだけでOKです。
菌が行きたまま腸まで届くのかという疑問を持つ人がいるかもしれません。胃の中にある胃液は、強力な塩酸です。ほとんどの菌はこの塩酸で殺されてしまいます。ですが、乳酸菌やビフィズス菌、納豆菌などの中には酸にとても強い性質を持っているものがいて、胃の塩酸を通り抜けることができるのです。
毎日食べ続けて、発酵菌を腸の中にたくさん置いておく。とにかく、これだけを意識してください。

小泉武夫

小泉武夫

1943年福島県の酒造家に生まれる。 東京農業大学名誉教授。農学博士。専攻は食文化論、発酵学、醸造学。 現在、鹿児島大学、琉球大学、広島大学大学院医学研究科、石川県立大学ほかの客員教授を務める。 特定非営利活動法人発酵文化推進機構理事長。全国発酵のまちづくり協議会長。全国地産地消推移新協議会会長(農水省)、「和食」文化保護・継承国民会議委員(農水省大臣官房)、食料自給率向上協議会会長(農水省大臣官房)など、食に関わる様々な活動を展開し、和食の魅力を広く伝えている。 著書に、『食あれば楽あり』(日本経済新聞社)、『発酵食品礼賛』(文春新書)、『食と日本人の知恵』(岩波現代文庫)、『食の世界遺産』(講談社)、『江戸の健康食』(河出書房新社)、小説『夕焼け小焼けで陽が昇る』(講談社文庫)、『猟師の肉は腐らない』(新潮社)、『幻の料亭・日本橋「百川」黒船を饗した江戸料理』(新潮社)など単著は140冊を超える。日本経済新聞に連載の「食あれば楽あり」は現在24年間にわたり連載中。丸ごと小泉武夫 食マガジン  NPO法人発酵文化推進機構

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