乳酸菌

2017年02月17日

体内の乳酸菌やビフィズス菌を増やすコツはありますか?【教えて!小泉武夫先生】

発酵食品やその食文化における第一人者として日本でもっとも有名な小泉武夫先生。月光仮面ならぬ「発酵仮面」という異名も持つ小泉先生に、発酵食品について教えていただきました!

体内の乳酸菌やビフィズス菌を増やすコツはありますか?【教えて!小泉武夫先生】

Q:カラダの中に取り込んだ乳酸菌やビフィズス菌を、日常生活の中で増やすコツはありますか?

A:食物繊維をたくさん食べること、つまり野菜をたくさん食べることです。

野菜は食物繊維でできています。我々は食物繊維を分解できません。草食動物ではありませんからね、便のもとになるだけです。ですが、大腸にたくさん食物繊維があると乳酸菌のすみかになり、そこで乳酸菌やビフィズス菌が増えます。
さらに牛乳を飲むと、乳酸菌やビフィズス菌はものすごく増殖します。そのほかにはスキムミルクもいいです。

Q:カラダの中に取り込んだ乳酸菌やビフィズス菌が増えすぎることはありませんか?

A:乳酸菌やビフィズス菌が増えすぎる心配はありません。

菌は一定量まで増殖すると、それ以上増えないのです。増えすぎると自分たちの食べ物がなくなってしまうからです。
そうした性質は、全部、菌の遺伝子に組み込まれています。なので、無制限に増えるということではありません。ある面では、人間より賢いとも言えます。

小泉武夫

小泉武夫

1943年福島県の酒造家に生まれる。 東京農業大学名誉教授。農学博士。専攻は食文化論、発酵学、醸造学。 現在、鹿児島大学、琉球大学、広島大学大学院医学研究科、石川県立大学ほかの客員教授を務める。 特定非営利活動法人発酵文化推進機構理事長。全国発酵のまちづくり協議会長。全国地産地消推移新協議会会長(農水省)、「和食」文化保護・継承国民会議委員(農水省大臣官房)、食料自給率向上協議会会長(農水省大臣官房)など、食に関わる様々な活動を展開し、和食の魅力を広く伝えている。 著書に、『食あれば楽あり』(日本経済新聞社)、『発酵食品礼賛』(文春新書)、『食と日本人の知恵』(岩波現代文庫)、『食の世界遺産』(講談社)、『江戸の健康食』(河出書房新社)、小説『夕焼け小焼けで陽が昇る』(講談社文庫)、『猟師の肉は腐らない』(新潮社)、『幻の料亭・日本橋「百川」黒船を饗した江戸料理』(新潮社)など単著は140冊を超える。日本経済新聞に連載の「食あれば楽あり」は現在24年間にわたり連載中。丸ごと小泉武夫 食マガジン  NPO法人発酵文化推進機構

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