4月23日は「地ビールの日」。この日にちなんで、ビールを使った絶品の一皿を作ってみました。
ビールのほんのりとした苦みと味噌の風味が絶妙な味のバランスになっている、手軽に出来る煮込み料理『豚肉のビール煮』のレシピをご紹介します。
豚肉を塩麹に漬けると、発酵の旨味成分でコンソメを使わなくても美味しいスープが出来上がります。是非お試しください。
4月23日は「地ビールの日」
世界初の食品条例、ドイツの「ビール純粋令」交付日も4月23日だった
ドイツでは、西暦800年頃には修道院でビールを造っていたといいます。
1516年4月23日、バイエルン侯ヴィルヘルム4世が「ビールに大麦、ホップ、水の3つの原料以外を使用してはならない」という「ビール純粋令」を公布します。
実は、ビール純粋令以前にも、ドイツの各地域ではビールの品質に関する条例が自治体レベルで公布されていたそうです。それらが実を結び、国を挙げての「ビール純粋令」となり、ビール製造業者の不正取締、品質向上を目指す世界初の食品条例が誕生しました。
16世紀半ばには、「ビール純粋令」に酵母が加えられ、以来ドイツのビールの原料は、「麦芽、ホップ、酵母、水」となったそうです。
時は流れ1995年、ドイツではこの日を記念して、4月23日を「ビールの日」としました。
「地ビールの日選考委員会」が「地ビールの日」を制定
日本地ビール協会を中心とする「地ビールの日選考委員会」は、国内のビール文化を育むため「地ビールの日」の公募を行いました。そして、1999年10月8日のインターナショナル・ビール・サミット’99開会式で「毎年4月23日は『地ビール(クラフトビール)の日」と制定されました。
「豚肉のビール煮」レシピ
材料:豚肉のビール煮レシピ
・豚肩ロース 800g
・塩麹 大さじ2
・コショウ 適量
・オリーブ油(炒め用) 適量
・ビール 1缶(350cc)
・水 600cc
・味噌 大さじ2
・砂糖 大さじ2
・ローリエ 1枚
・にんにく 1かけ
・玉ねぎ 1個
・キャベツ 1/4個
・人 参 1本
・ブロッコリー 1/2個
作り方:豚肉のビール煮レシピ
1. 豚肩ロースは、4cm角に切りビニール袋に入れ、塩麹・コショウを加え混ぜて、一晩冷蔵庫において味をなじませます。
2. フライパンにオリーブ油を熱し、1の豚肉を両面焦げ色が付くまで焼きます。
3. 2を圧力鍋に移し、玉ねぎと人参、ニンニク、ビール、水を加え、煮立ったらアクを取り、圧力鍋で20分加圧して肉をやわらかくします。(圧力鍋がない方は弱火で蓋をして、1時間半くらい煮込んでください)
4. お肉が柔らかくなったら、キャベツとブロッコリーを加え、キャベツに火が通ったら味噌と砂糖を加え、味を整えて出来上がりです。