食生活で菌を元気に!次世代漬け物「10%Iam(テンパーセントアイアム)」お披露目イベント

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“植物性乳酸菌と仲良く暮らす”をコンセプトに、漬け物の新しい可能性を提案する発酵食品ブランド「10%Iam(テンパーセントアイアム)」がデビュー。2019年4月26日(金)~7月22日(月)まで、渋谷ヒカリエ8階・d47MUSEUMにて開催中の展覧会「Fermentation Tourism Nippon~発酵から再発見する日本の旅~」展の関連イベントとして開かれた、そのリリースイベントに参加してきました。

「10%Iam(テンパーセントアイアム)」の漬物、「生きてるキムチ かけるチョップド大根」「ごたぼうと紫蘇の南蛮味噌」「鯖の醸しリエット」「生きてるキムチ―干し大根―」「塩麹漬けサーモン」「無添加のコチュジャン」の6品
「10%Iam(テンパーセントアイアム)」の漬物、「生きてるキムチ かけるチョップド大根」「ごたぼうと紫蘇の南蛮味噌」「鯖の醸しリエット」「生きてるキムチ―干し大根―」「塩麹漬けサーモン」「無添加のコチュジャン」の6品


「Fermentation Tourism Nippon~発酵から再発見する日本の旅~」

Fermentation Tourism Nippon~発酵から再発見する日本の旅~
Fermentation Tourism Nippon~発酵から再発見する日本の旅~

発酵食品というと、日本酒や味噌、しょうゆなど日常の食卓になじみのあるものが注目されがちですが、日本には全国各地に多種多様な発酵文化が根付いています。その土地で継承されてきた発酵文化から日本の地方文化の多様性を紐解くのがこの展覧会の目的。「海」「山」「島」「街」のテーマごとに47都道府県の発酵食品が紹介されていて、発酵好きなら何時間でも見ていられるくらい、全国の個性豊かな発酵食品がその土地に生まれた背景とともに紹介されています。


コウジカビを顕微鏡で観察
コウジカビを顕微鏡で観察

「Fermentation Tourism Nippon~発酵から再発見する日本の旅~」会場の様子
「Fermentation Tourism Nippon~発酵から再発見する日本の旅~」会場の様子

「Fermentation Tourism Nippon~発酵から再発見する日本の旅~」会場の様子
「Fermentation Tourism Nippon~発酵から再発見する日本の旅~」会場の様子

「Fermentation Tourism Nippon~発酵から再発見する日本の旅~」会場の様子
「Fermentation Tourism Nippon~発酵から再発見する日本の旅~」会場の様子

次世代漬け物「10%Iam(テンパーセントアイアム)」お披露目イベント

「Fermentation Tourism Nippon~発酵から再発見する日本の旅~」の一貫として、「10%Iam」のリリースイベントが開催されました。
イベントでは、同展覧会のキュレーターを務める発酵デザイナー、小倉ヒラク氏を聞き手に、ブランド開発を手がけた「株式会社 共立(トモダチ)」代表の平井俊旭さんと、滋賀県高島市で発酵・料理家として活躍する、たやまさこさんによるディープな発酵トークとが繰り広げられ、新商品のお披露目が行われました。

豊かな自然と発酵文化が根付く、滋賀県高島市の魅力

まず始めに、たやさんから、高島市の発酵文化についてお聞きしました。

発酵・料理家の、たやまさこさん
発酵・料理家の、たやまさこさん

滋賀県高島市から発酵食や発酵文化を発信するたやさんは、今回の「10%Iam」の商品開発にも携わっています。
琵琶湖の西岸に位置する滋賀県高島市は、三方を山に囲まれ安曇川を中心とした川が作る扇状地が広がる地域です。
高島の自然が育む野菜や米などの食材と、天然醸造の調味料や自然発酵調味料などを使って、菌の分解力を活かした身体に優しくて消化の良い、美味しい料理を開発、提供しています。

※自然と一体となって暮らす高島の豊かな生活は、「高島の食と人〜3つの○○〜」で紹介されています。

「小さいころから発酵が身近にあった」というたやさん。醤油屋さんが木樽で醤油を売りに来ていて、それを受け取るのが、たやさんが小さい頃の役割だったのだそう。
高島は若狭湾と京都を結ぶ場所にあります。若狭湾は漁期が短く、また獲れた魚介を長距離運ぶため保存食にする必要がありました。米どころで糠(ぬか)が豊富にあった若狭地方の発酵食品「サバのへしこ(糠漬け)」もその一つです。若狭地方では、野菜も魚介も保存して食べるという習慣が根付いているそうです。

たやさんが毎年漬けているというこだわりのへしこを試食させていただきました。噛むほどに味わいが深まります。
たやさんが毎年漬けているというこだわりのへしこを試食させていただきました。噛むほどに味わいが深まります。

また、高島は地域のつながりが密接で、おもてなしの料理として、鮒の熟鮓(なれずし)である「鮒鮓(ふなずし)」がふるまわれるそうです。「今度祝い事があるから、多めにつけておこう」というように、年単位でハレの日に合わせて鮒鮓が準備されます。慌しい現代とは別の、発酵や季節の流れに沿ったゆるやかな時間軸が存在しているのだなと感じました。

※たやさんの活躍は、たやさんのオフィシャルサイトをご覧ください。

次世代漬け物「10%Iam(テンパーセントアイアム)」ができるまで

次に、「10%Iam」の販売元となる「株式会社 共立」代表の平井さんのお話しが続きます。
「Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)」でブランディングの仕事に携わり、全国をまわっていく中、「地域にいいものがあっても、ディレクションする人が少ないなぁ」と感じるようになったという平井さん。偶然知った高島市の魅力を伝えたいという思いと、オリジナルの商品を作りたいという地元の食品加工会社との出会いから、商品開発へとつながります。

「株式会社 共立(トモダチ)」代表の平井俊旭さん
「株式会社 共立(トモダチ)」代表の平井俊旭さん

「10%Iam(テンパーセントアイアム)」に込められた思いとは

人の身体の皮膚や臓器を含む表皮の90%は何らかの菌に覆われており、その菌の活動によって生命活動も維持されていると言われています。私たちが食事をすることは、菌に食べ物を与えているということ。「10%Iam」には、食生活を通して菌を元気にしたい、という思いが込められているそうです。

「意識はしていなくても、私たちは菌と共生しています。菌が誕生してから40億年というスケールで考えると、人類の歴史はほんのわずかで、菌の世界に人類が間借りしているようなもの。人間の体の中にはものすごい数の菌がいるのは知られていると思いますが、遺伝子という点でみると、身体に存在する菌の遺伝子は人間の遺伝子の9倍と言われています。『自分だと思っているものは、実は10%なんだよ』という意味もあるんです」と話してくださいました。

「10%Iam(テンパーセントアイアム)」を試食!

そして試食タイム!「生きてるキムチ かけるチョップド大根」「ごたぼうと紫蘇の南蛮味噌」「鯖の醸しリエット」「生きてるキムチ―干し大根―」「塩麹漬けサーモン」「無添加のコチュジャン」の6品をいただきました。

「生きてるキムチ かけるチョップド大根」「ごたぼうと紫蘇の南蛮味噌」「鯖の醸しリエット」「生きてるキムチ―干し大根―」「塩麹漬けサーモン」「無添加のコチュジャン」の6品
「生きてるキムチ かけるチョップド大根」「ごたぼうと紫蘇の南蛮味噌」「鯖の醸しリエット」「生きてるキムチ―干し大根―」「塩麹漬けサーモン」「無添加のコチュジャン」の6品

どれもシンプルな材料で作られているのに、発酵パワーで生まれた旨味が身体に染み渡るような美味しさ。一緒に出されたご飯にもぴったりでした。それぞれ個性豊かな発酵食品の特徴を反映しているかのように、これまで試食した人の好みも多種多様だったようです。

商品については、「漬け物は、微生物による極上の料理!次世代漬け物ブランド「10%Iam(テンパーセントアイアム)」デビュー!」で紹介しています。

リリースイベントでは、ステキなお土産をいただきました!
リリースイベントでは、「10%Iam」の「無添加のキムチ漬けの素」と「ぬか漬けチップス」をステキなお土産としていただきました!

本物の発酵食品を手軽におしゃれに取り入れることができる「10%Iam(テンパーセントアイアム)」

発酵は、知れば知るほど奥深いものだなと、改めて発酵への興味が深まるイベントでした。
当日は土曜日ということもあり、展覧会も多くの来場者でにぎわい、外国の方もちらほら見られました。実はこの展覧会、大好評につき会期が7月22日(月)まで延長されたとのこと。日本の発酵文化が今、改めて見直されているんだなということを感じました。新たな発酵ファンを増やしてくれそうな「10%Iam」。本物の発酵食品を手軽におしゃれに取り入れることができる新ブランドに期待が高まります。


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