納豆から手作り!簡単「雑穀納豆」の作り方│立夏(りっか)の二十四節気発酵レシピ

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2021年5月5日~5月20日は、二十四節気の「立夏」にあたります。二十四節気(にじゅうしせっき)とは古代中国から伝わったもので、春夏秋冬の季節をさらに約15日間ずつ分けた暦です。

前回の「穀雨(こくう)」は、穀物を潤して育てる、春の恵みの雨が降る時期でした。今回ご紹介する「立夏(りっか)」はどのような季節を迎えるのでしょうか?夏に向けた滋養強壮発酵レシピとともにご紹介しましょう。

今回の発酵レシピは、市販の納豆を使ってできる「手作り納豆」と、雑穀を混ぜた「雑穀納豆」の2メニュー。手軽にできますので、ぜひお家で作ってみてくださいね!

市販の納豆を使ってできる「手作り納豆」レシピを見る>>
手作り納豆を使ったアレンジレシピ「押し麦やキヌアを混ぜた雑穀納豆レシピ」を見る>>

立夏(りっか)とは

2021年5月5日~20日は立夏。植物が青々と育つ新緑の季節です。また、立夏は、立春から数えて八十八夜が目安となる頃です。この時期に摘み取られるお茶は「新茶」として出回ります。

この頃になると日差しは徐々に強くなり、草木の緑もよりいっそう色濃くなります。万葉集でもよく登場する藤の花が咲く季節でもあり、自然が活気づく季節。夏は一歩一歩近づいています!

 立夏(りっか)とは
立夏(りっか)とは

端午の節句 5月5日 男の子のがたくましく育つことを願う

端午の節句は、古代中国から伝わった菖蒲を用いた邪気払いの行事でしたが、田植えの行事と結びついて日本独自の風習になりました。武士の時代には、菖蒲と「勝負」とかけて、男の子の節句として定着。子どもの災いを代わりに受けてくれるという五月人形と共に菖蒲を飾り、菖蒲湯に入り身を清めます。

立夏 七十二候

蛙始鳴(かえる、はじめてなく)

かえるが春先に冬眠から目覚める頃

蚯蚓出(みみず、いずる)

みみずが活動を開始する。みみずは他の虫より一足遅れて動き始める。

竹笋生(たけのこ、しょうず)

初夏の味覚として欠かせないたけのこが成長する。

立夏の旬野菜

はしり(市場に出回りはじめたもの、初物)

おくら、ゴーヤ―、ズッキーニ、ピーマン

さかり(おいしくて栄養価も高く、価格も安定)

三つ葉、さやえんどう、アスパラガス、ウド、たけのこ、わらび、そらまめ、おかひじき、じゃがいも、じゅんさい、チンゲン菜、

なごり(旬の終わりかけ。コクや深みを楽しむ)

さんとうな、うるい、タラの芽、クレソン、春キャベツ、ふき、レタス、新玉ねぎ、

立夏の旬食材

くだもの

メロン、さくらんぼ、びわ、ゴールデンキウイ、あまなつ、らいち、マンゴー

魚介類

ホタテ、しじみ、ほや、いか、ほたるいか、えび、カニ、しゃこ、初ガツオ、あじ、にしん、ハタハタ

手作り納豆とは?

納豆は納豆菌で大豆を発酵させたものです。市販の納豆を使って、煮た大豆から自宅で発酵させ作ることができます。冷蔵庫で10日ほど保存できますので、ぜひ多めに作ることをおすすめします。慣れてきたら、お好きな豆や雑穀を入れて発酵させることもできます。

立夏の発酵レシピ「手作り納豆」の作り方

立夏の発酵レシピ「手作り納豆」
立夏の発酵レシピ「手作り納豆」

材料

・大豆 80g
※煮豆だと160g
・塩 大さじ1(大豆を煮るときに使う)
・市販の納豆 大さじ1
・お水 大豆の5倍のお水

作り方

① 【大豆を煮る】大きな鍋で大豆を洗い、ひと晩大豆を水につける。

② 大豆を漬けた水をザルで流す。大きな鍋に大豆と大豆の量の5~6倍の水を入れ、塩を入れ40分~60分煮る。灰汁がでるのですくう。

③ 大豆が煮えたら、ザルにとりあら熱をとる。

④ 納豆をよく混ぜて納豆菌を活性化させる。小さなお皿に納豆大さじ1と水30㏄を加えよく混ぜて納豆液を作る。

立夏の発酵レシピ「手作り納豆」の作り方
納豆液を作る

⑤ 煮た大豆と④をよく混ぜる。

立夏の発酵レシピ「手作り納豆」の作り方
納豆液と大豆をよく混ぜる

⑥ 発酵機にセットして発酵させる。納豆から水蒸気がでるのでふきんを挟んでおく。45度24時間でセットして発酵させる。

立夏の発酵レシピ「手作り納豆」の作り方
発酵機で発酵させる

⑦ 発酵後は冷蔵庫に入れる。
※発酵後は納豆の香りがし、糸もしっかりひきます。このあとさらに冷蔵庫の中にいれ1日熟成発酵させることで余計な水分が飛び、ねばりがより強くなります。

立夏の発酵レシピ「手作り納豆」の作り方 発酵後のようす
発酵後のようす

⑧ 冷蔵庫で1日熟成発酵させて完成!

アレンジレシピ「雑穀納豆」の作り方

アレンジレシピ「雑穀納豆」
アレンジレシピ「雑穀納豆」

出来上がった納豆に、お好みの雑穀をいれて召し上がれ!

材料

・押し麦 大さじ1
・キヌア 大さじ1
・手作り納豆 200g
・醤油糀 大さじ1
・ごま少々
・ネギ少々

作り方

手作り納豆に押し麦、キヌアなどの雑穀を入れてよく混ぜる。上からお好みでゴマとネギをトッピングして完成。

ひとこと

納豆づくりに慣れてきたら、発酵段階で煮た大豆、押し麦、キヌアを入れて発酵させることもできます。その際は雑菌の混入に気をつけながら行ってください。他にも、ひよこ豆、枝豆、黒豆、レンズマメ、あわ、ひえ、もちむぎ、などほとんどの豆、雑穀で納豆を作ることができます。

豆はたんぱく質が多い豆だと作りやすいです。雑穀はそれ単体だと納豆にはなりにくいので、他の豆と混ぜて作ってみてくださいね!

初夏の気配もちらほら!発酵食材で、自然の恵みを存分に味わおう

今回は手作り納豆をご紹介しました。自分でつくる納豆は感動ものです。香り豊かで、食感も市販品とは違います。簡単なのでぜひチャレンジしてみてください!大型連休が終わるといよいよ本格的に気温も上がり、初夏が到来します。季節の変わり目、ぜひ強い体づくりを継続していきましょう。

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