発酵食品がカラダにいいのはなぜ?【教えて!小泉武夫先生】

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発酵食品やその食文化における第一人者として日本でもっとも有名な小泉武夫先生。月光仮面ならぬ「発酵仮面」という異名も持つ小泉先生に、発酵食品について教えていただきました!

1.発酵食品がカラダにいいのはなぜ?

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発酵食品には、ミネラルやビタミン、食物繊維がたくさん含まれています。さらに発酵することで分子が小さくなるので、体内で吸収されやすくなっています。
さらにもうひとつ、発酵食品には素晴らしい働きがあります。私たちのカラダが免疫をつくることを手助けし、ウイルスや細菌からカラダを守る「免疫力」を高めてくれるのです。
発酵食品を食べると、なぜ免疫力がアップするのか。ポイントは「腸」です。
私たちのカラダの中で腸は、栄養を吸収することに加えて、免疫を作るという大切な役割を持っています。腸が免疫を作るときに欠かせないのが乳酸菌やビフィズス菌です。
発酵食品は乳酸菌やビフィズス菌をたくさん含んでいます。発酵食品を食べると、乳酸菌やビフィズス菌が腸に取り込まれ、腸が免疫を作る力を高めます。だから、発酵食品を食べると、免疫力がアップするのです。
さらに乳酸菌やビフィズス菌はビタミンを作ります。人間はビタミンを自分で作ることができず、果物や野菜などを食べることでビタミンを取っています。ところが乳酸菌やビフィズス菌は腸の中でビタミンを作り、体外に吐き出してくれるのです。つまり、発酵食品を食べることは、ビタミンを取ることにつながります。
発酵食品は、その土地の風土や食材、生活習慣や私たちの体質に合わせて、長い年月をかけて工夫され、受け継がれてきた素晴らしい食品なのです。

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