年末年始はイベントが盛りだくさん! クリスマスやお正月は、ペットにも飼い主と同じようにおいしいものを食べてもらいたくなりますね。しかし、年末年始は、動物病院でのペットの受診率が高まる時期でもあります。
年末年始はとくに、ペットの健康管理に気を付けよう
クリスマスやお正月にいろいろなものを食べさせてしまって、ペットがお腹を壊してしまったり、普段食べ慣れていないものをペットに与えてしまうことが多いからだそうです。年末年始はとくに、ペットの体調管理に気を付けたいですよね。
愛犬家の香坂先生とワンちゃんの発酵ライフをご紹介!
香坂家の愛犬(8歳のマルチーズ)
そこで今回は、発酵教室「糀キッチン」を主宰する、発酵フードクリエイターの香坂つぐみ先生に、毎日気軽に続けられる発酵ドッグケアと、クリスマスにピッタリのワンちゃんレシピ「発酵わんこハンバーグ」を教えていただきました! 愛犬家の香坂先生とワンちゃんの発酵ライフをご紹介します。
まさに発酵ドッグケア!香坂家の愛犬(8歳のマルチーズ)は、毎日発酵食品を食べて腸内環境を整える
ドライフードに本枯節の出汁をかけて消化を助ける
最近のナチュラル系のペットフードの中身を見てみると、麹やフィトケミカル、消化酵素などを取り入れているものも出回っていますね。発酵食品や自然のものを取り入れる食生活の考え方が、ペットフードにも取り入れられるようになってきたんですね。
我が家の愛犬(8歳のマルチーズ)は、毎日発酵食品を食べて腸内環境を整えています。愛犬は、毎朝小さじ1/2杯のプレーンヨーグルトを食べ、夕食には本枯節(ほんかれぶし ※)を粉末にした出汁をドライフードと一緒におちょこ一杯飲んでいます。また、家族の夕食のお味噌汁の出汁を冷まして、ドライフードの上にかけることも。どちらも、ドライフードの消化を助けるために行っています。
(※)本枯節(ほんかれぶし)とは、カビ付け・乾燥の工程を繰り返して熟成させた、カツオ節やサバ節などのこと。市販の削り節は、本枯節ではなく、荒節を使用しているものがほとんど。荒節とは、カツオやサバを処理して燻し、乾燥させた状態のもの。本枯節は発酵食品となる。
毎朝の少量のヨーグルトと本枯節のお出汁。発酵ドッグケアでシニア犬でも元気いっぱい!
本枯節の粉末
本枯節のお出汁
もともと胃腸が弱いわんこで、ご飯も一度にたくさん食べると吐いてしまうので、通常のわんこは1日2回食のところを、我が家のわんこは1日3回に分けて、家族と一緒に食事をします。毎日快便で、シニア犬ではありますが、元気いっぱいです!
毎朝の少量のヨーグルトと本枯節のお出汁という、手軽な発酵生活で胃腸も丈夫になり、お腹を壊したり吐いたりすることはなくなりました。
香坂先生おすすめ!発酵ドッグフードレシピ「発酵わんこハンバーグ」
発酵ドッグフードレシピ「発酵わんこハンバーグ」
香坂先生おすすめの、ワンちゃんが喜ぶ発酵ドッグフードレシピは、ヨーグルトを使ったハンバーグです。ぜひクリスマスに作っていただいて、ワンちゃんと一緒にディナーを楽しんでいただけると嬉しいです!
※ハンバーグや野菜は、小型犬や食べ慣れていないわんこには、そのまま与えず、必ず食べやすい大きさにカットして、様子を見ながら与えてください。
材料:「発酵わんこハンバーグ」発酵ドッグフードレシピ
・合いびき肉 20g
・茹でキャベツ 10g
・パン粉 2g
・プレーンヨーグルト 小さじ1
・柔らかく茹でたキャベツ・サツマイモ・ニンジンなど(付け合わせ用)
作り方:「発酵わんこハンバーグ」発酵ドッグフードレシピ
1. キャベツは、柔らかく茹でてみじん切りにしておきます。
2. ビニール袋に、合いびき肉・パン粉・1のみじん切りキャベツ・ヨーグルトの半量(小さじ1/2)を入れて袋の口を閉じ、ビニールの上から手でよく揉み混ぜます。
3. 2を楕円型に成型し、テフロン加工のフライパンに入れてから火をつけ、ふっくらと焼き上げます。
作り方:「発酵わんこハンバーグ」発酵ドッグフードレシピ
4. 中まで火が通ったら、ハンバーグをお皿に盛りつけ、残った肉汁に残りのヨーグルトを混ぜて、ハンバーグの上にトッピングします。
作り方:「発酵わんこハンバーグ」発酵ドッグフードレシピ
5. お好みで、柔らかく茹でたキャベツ・ニンジン・サツマイモなどを付け合わせます。