発酵食品を次世代に!「羽田甚商店」6代目当主・女優の羽田美智子さんが伝えたい想いとは?

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女優の羽田美智子さんが、ぬか漬けやお酢、しょうゆなどの発酵食品や、選りすぐりの食品や雑貨を販売するオンラインショップ「羽田甚商店」をオープンしました。

女優の羽田美智子さんが店主を務める「羽田甚商店」
女優の羽田美智子さんが店主を務める「羽田甚商店」©hadajin sho-ten


羽田さんが店主を務める「羽田甚商店」は、羽田さん自身の五感を通して「本当にイイ!」と思ったものだけを紹介するオンラインショップです。そのオープンを記念して、浅草の「まるごとにっぽん」で開かれたオープニングイベントに、ハッコラ編集部が参加してきました!
オープニングイベントは、羽田さんによる「羽田甚商店」の紹介や、羽田さんが来場者のお悩みに答える「お悩み相談室」、オンラインショップ「羽田甚商店」で取り扱いのある商品が期間限定で販売される「羽田甚マルシェ」オープンなど、盛りだくさんのラインナップでした。

「羽田甚商店」オープニングイベント
「羽田甚商店」オープニングイベント

女優の羽田美智子さんが、オンラインショップ「羽田甚商店」を始めたきっかけは?

羽田家に代々伝わる屋号「羽田甚」の歴史

羽田さんの高祖父、名工とうたわれた宮大工である羽田甚蔵さんから受け継がれる屋号「羽田甚」
羽田さんの高祖父、名工とうたわれた宮大工である羽田甚蔵さんから受け継がれる屋号「羽田甚」©hadajin sho-ten

オンラインショップ名にもある「羽田甚」とは、羽田美智子さんの実家・羽田家に代々伝わる屋号。創業は1865年(慶応元年)、宮大工、理髪用品、文房具やタバコ、食品販売店と、羽田甚の屋号は脈々と受け継がれてきたのだそう。そして現在、6代目当主・羽田美智子さんのもと、オンラインショップ「羽田甚商店」がオープンしました。

作り手の想いを伝えたい

女優という職業柄、ロケ先で日本各地のいいものと接する機会がたくさんあるという羽田さん。いいものを作っていても、それを広める手段を持たない作り手の方も多く、その想いを代弁できれば、と考え始めたそうです。また、昨年50歳の誕生日を迎え、女優業の他にも何か新しく社会に役立つことを始めたい、との想いが高まってきたといいます。
「女優の仕事を通じてたくさんの人や物に出会ってきた経験値から、いいものにある気配のようなものが直観で分かる」という羽田さんの目利きは業界でも大評判! オンラインショップで取り扱うすべての商品は、羽田さんが現場に赴き、どんな想いで作られているか、自分の目で確かめたものばかりが揃えられています。

「羽田甚商店」の商品で、お悩み解決!

羽田さんによる、「羽田甚商店」の商品を使ったお悩みへのアドバイスも
羽田さんによる、「羽田甚商店」の商品を使ったお悩みへのアドバイスも

オープニングイベントでは、店主の羽田美智子さんが「羽田甚商店」の商品を使ってお悩みを解決するというコーナーも開催されました。「疲れたときにおすすめのものは?」、「苦手な雑穀米をおいしく食べる方法は?」など悩みが続く中、ハッコラ編集部も羽田さんに質問を投げかけてみました!

「日本の本物の発酵食品を私たちの毎日に取り入れるためには、どんなことから始めるとよいでしょうか?」(ハッコラ)
「まずは手軽で、おいしい!と感じられる、ぬか漬けと酢から始めてみるのがおすすめです」(羽田さん)

作り手の想いが込められ、素材にこだわって伝統的な製法で作られた発酵食品は、少量でもうまみがあり、腸内環境を整えてくれます。羽田さんには、羽田甚商店で取り扱う『菜香や(なかや)』のぬか漬けと、『庄分酢』の「飲む酢」と「万能くろ酢たれ」をおすすめしていただきました。

✔羽田さんおすすめの『菜香や(なかや)』と『庄分酢』を詳しく解説!
女優・羽田美智子さん厳選の発酵食品などが揃う「羽田甚商店」がオープン!


期間限定「羽田甚マルシェ」では、羽田さん自ら接客も!生産者の思いを消費者へ

期間限定「羽田甚マルシェ」のオープニングテープカット
期間限定「羽田甚マルシェ」のオープニングテープカット

イベント修了後には、期間限定「羽田甚マルシェ」のオープニングテープカットが行われました、快晴の気持ちいい天候の中、羽田さんを中心に6名の店舗の代表者が並びます。一般客も多く集まり、とても賑わっていました。
「会話をしながら商品を紹介できるマルシェを、とても楽しみにしていました」と語った羽田さんは自ら接客を行い、お客様に合った商品を提案されていました。

「羽田甚商店」店主・羽田美智子さんのこれからの夢と思い

お客様に合った商品を提案する羽田さん
お客様に合った商品を提案する羽田さん

「特に、若い世代の健康が気になっている」と羽田さん。2018年4月には「種子法(※)」が廃止となったこともあり、一人ひとりが日本の食の安全を守るべき時代になったと痛感しているといいます。

(※)主要農作物種子法、通称・種子法は、主要農作物であるコメや大豆、麦など、野菜を除いた種子の安定的生産及び普及を促進するため、米、大豆、麦の種子の生産について審査その他の措置を行うことを目的として制定された日本の法律

「本物の食」を提供していきたい

忙しい現代生活、簡単で便利なものが体にいいわけではないと頭では分かっていても、手間がかかることを始めるのは難しいのが実情です。そんな中、簡単に取り入れられて、健康にもよい「本物の食」を提供していきたいと羽田さんは語ります。
また、日本の伝統文化の衰退にも触れ、「発酵食品を熟成させる樽・桶職人さんがいなくなっているので、自分が応援することで職人になりたい方が増えてくれるとうれしい」という想いも聞かせてくれました。

次の世代に日本の伝統文化の伝承していきたい

「先祖がこつこつと積み上げてきた『羽田甚』という看板を傷付けることなく、次の世代に日本の伝統文化の伝承していきたい」という羽田さんの決心を随所に感じられるオープニングイベントでした。オンラインショップ「羽田甚商店」のアイテムは今後も増えていく予定。現在取り扱っている選りすぐりの品々はもちろん、羽田さんが運命的に出会った新アイテムの登場もとても楽しみですね。

「羽田甚商店」店主・羽田美智子さん
「羽田甚商店」店主・羽田美智子さん ©hadajin sho-ten

羽田甚商店

羽田甚商店:https://hadajinshop.co.jp/


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