前回の記事「炊飯器と塩麹できる!鶏もも肉のカンタン「発酵シャルキュトリ」レシピ」の第2弾として、今回は、圧力鍋と豚肉のこま切れで作る、簡単でおしゃれな「ポークリエット」のレシピを2種、ご紹介します。
【発酵シャルキュトリ】豚肉で作る2種類の「ポークリエット」レシピ
リエットとは
ハム、ソーセージ、パテ、テリーヌ、生ハム、サラミなどとともに、シャルキュトリと呼ばれる「リエット」。
リエットとは、こま切れの豚肉に調味して火を通し、ペースト状にしたフランスの保存食です。フランス語で「豚肉のかたまり」を意味するリエットですが、昨今では、鶏肉や牛肉、魚などで作るリエットもたくさんあります。
豚肉で作る2種類の「ポークリエット」レシピ
豚肉で作る2種類の「ポークリエット」レシピ
今回は、プレーン味とチーズ味、2種類のポークリエットを作ってみました。
本来のリエットは、保存性を高めるためにも、ラードと塩がたっぷりと使われます。しかし、当レシピではラードを使わず、塩分も控えめにしています。
それでも、旨みとコクのあるおいしいリエットに仕上がったのは、やはり「塩麹」のおかげなのです。
グローブやナツメグなどのスパイス、ローリエなどのハーブや白ワインを使うリエットのようなフランス料理にも、塩麹はピッタリ!
日本の塩麹は、世界各国の料理にも使える万能発酵調味料であることを、改めて実感することができました。
それではさっそく、圧力鍋で簡単にできる、おしゃれなポークリエットの作り方をご紹介します!
材料
材料
・豚肉こま切れ肉 500g
・塩麴 30g
・粒コショウ 小さじ1/2
・グローブ 小さじ1/2
・ナツメグ 小さじ1/2
・ローリエ 2枚
・白ワイン 180cc
・水 180cc
・オニオンスライス 200g
・オリーブオイル 炒め用
(お好みで)
・クリームチーズ 80g
・バジル 適量
作り方
1. ビニール袋に、豚肉のこま切れ肉と塩麴、スパイスとローリエを入れ、全体に良く混ざるように揉み込み、冷蔵庫で1~2日発酵熟成させます。
作り方
2. 圧力鍋にオリーブオイルを温め、オニオンスライスを炒め、1を加えよく炒めます。
3. 2に白ワインと水を加え、沸騰してきたら、アクや浮いてきた油を取りながら2~3分煮ます。
4. 圧力鍋の蓋をして加圧し、加圧が完了したら弱火にして20~25分加熱し、自然冷却します。
5. 蓋を開け、味を見て塩気が足りないようなら塩を足します。
作り方
6. 肉と肉汁に分け、まずがフードプロセッサーに肉のみを入れて回します。硬さを見ながら、お好みの硬さになるよう肉汁を加えます。
7. お好みで半分を取り分け、残りの半分にクリームチーズとパセリを加えて混ぜます。
作り方
保存法と賞味期限
ポークリエットの保存法と賞味期限は、冷蔵庫で3日位、風味が抜けないうちにお召し上がりください。
パンに塗ってワインのおつまみにしたり、サンドイッチや野菜のディップとして美味しくいただけます。